たたきつけられた奈落に 思いがけない平安が待っていた!
4月23日、朝日新聞の「天声人語」で紹介された詩人島田陽子さん(故人)の詩。
次のように記されている。
滝は滝になりたくてなったのではない/
落ちなければならないことなど/
崖っぷちに来るまで知らなかったのだ
▼しかし、〈まっさかさまに/落ちて落ちて落ちて/
たたきつけられた奈落に/思いがけない平安が待っていた/
新しい旅も用意されていた/岩を縫って川は再び走りはじめる〉。
昭和の応援歌を書いた人が残した、震災後日本への励ましに思えてならない。
・・・「天声人語」の引用では、これが詩の全文であるかどうかは分からない。
ただ、この部分だけでも十分訴えるものがある。
一言で言えば「困難の後には、きっと平穏がある」
ということになるだろうか。
「たたきつけられた奈落」にいて、「平安」を信じるのは難しい。
そうではあるが、困難な状況に置かれても、どうか「前を向いて・上を向いて」歩んでほしい。
「教育」カテゴリの記事
- 人々が画一化しないために(2024.09.08)
- 「原爆裁判」については、ほとんど知りませんでした!(2024.09.06)
- パラリンピックの理念(2024.09.02)
- 先生が子離れしないと、子どもは自立できない。(2024.09.02)
- 防災教育の2つの方向(2024.09.02)
Comments