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May 14, 2011

学校の英会話と日常の英会話

 学校で習う英語と、実際の英語にはずれがあると言う。
 関連情報をネットで調べてみた。

「How are you のような挨拶については複数あることが書かれている。

http://easyenglish.jugem.jp/?eid=6
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 英会話にはバラエティーが当然沢山あります。
 日本人が思い描く「とりあえず通じる英語」が、必ずしも英語圏で当たり前のように使われている英語だとは限りません。
 例えば今回のように挨拶に関して言えば、

How are you? のほかにも、

How are you doing?
How are you today?
What's up?
What's going on?

など、さまざまな問い方があります。また上記以外にも沢山種類はあります。
それに対する答え方も、

I'm fine, thank you.
だけではなく、

Pretty good.
Good.
Not too bad.

など、その他にも今の気分を更に具体的に言う人だっています。むしろそちらの方が多いかもしれません。
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 http://ameblo.jp/akikomueller/entry-10319907465.htmlには、How are you の返答の仕方が指摘されている。

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ひょっとしたら少し前からそうだったのかもしれませんが、最近ふと気づきました。
”How are you?"と聞かれたら、少なくともニューヨークでは、たいていの人は”How are you?"と答えています。
日本の中学一年生の英語のクラスでは、徹底的に教え込まれますよね。”
How are you?"と聞かれたら、”I am fine, thank you. How are you?"と答えよ、と
私も最近までそう信じ込んでいましたから、会社で”How are you?"と声をかけられると、若干短めバージョンですが、”I am good. And you?"などと言っていました。 
でも、街中で誰かが友達にばったり出会って”How are you?"と言っても、ダイナー(所謂ファミレスですね。)でウェイトレスが”How are you?"と言っても、返ってくる答えは”How are you?"なのです
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さて、Thank you については、別の言い方が多いと書いてある。

http://news.2chblog.jp/archives/51459235.html
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謝意を示すのに『サンキュー』は不人気? 頻繁に使われる言葉はコレ!

何世代にも渡り「Thank you」という言葉は謝意を示すのに欠かせないものだったが、英国人はもはや、感謝する際に「Thank you」とは言わないようで、代わりに「Cheers」という表現がもっとも好んで使われるということが分かった。

「デイリー・テレグラフ」紙の報道によると、ギフト販売サイト「Me To You」が行った調査に答えた人のうち40%が、「Thank you」は堅苦しいと受け止めていたという。
代わりに半数近くの人が「Thank you」よりも「Cheers」を好んで使用。
また、「ta」、「cool」、「nice one」といった表現もよく使われていることが判明した。
「心がこもっており、丁寧でありさえすれば、どのような表現で感謝の気持ちを表そうと構わないと、認識されている」と、「Me To You」のキャロライン・ウィーバーさんは話している。
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 Thank you very much は古いという指摘も聞いたことがあるが、Yahoo知恵袋には「古くないよ」との回答があった。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1019843740
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"Thank you very much"は、古くもなんともない、現在でも米英ともに良く使う表現です。
"Thank you so much"も普通に使いますね。

で、この違いは何か?うーん、と最近の身の回りの事例から推測してみましたが、明快に差がありません。「人による、口癖」の部類ではないかと思います。

ただ、あえて区別するなら、あまり親しくない人から(例えばお店の人とか、相手の会社のビジネスライクな関係では)"Thank you very much"、ちょっと親しくなったりすると"Thank you so much"の方が多いかな、という「気がする」程度です。
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 英語は「生もの」だから、当然、日本の中学校の教科書とは異なるのはやむをえない。
 日本語だって普段使っている言葉とかしこまった教科書の言葉では随分異なっている。
 学校で教える英語がフランクな英語・普段使う英語でないという批判は、その通りだろうが、それはある程度やむを得ない問題だと思う。
 もちろん、日本でしか通じない英語は困るけど。

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