「背中で人を導く人 最も尊し」
『カンブリア宮殿』2012年4月19日放送は、「高齢社」。 「高齢者に働く場と生き甲斐を!」と題した特集でゲストは、高齢社会長(創業者)の上田研二(うえだ・けんじ)氏。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20120419.html
番組サイトには次のようにある。
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高齢社は高齢者が明るく楽しく、みんなで!
高齢社は500人もの登録者を抱える、高齢者専門の人材派遣会社。
就労率は54.4%と、業界平均に比べても非常に高い。
仕事の内容は営業や運転助手、ショールーム受付、水泳のインストラクターなど100種類近くある。
その人気の理由は、低コスト。毎日が日曜日の高齢者には休日手当を支払う必要はないし、新人と違って研修費も必要ないからだ。
この他にも人生の先輩として若い社員に与える影響も大きく、企業として使わない手はない、というわけ。
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会社HPを見ても、人材派遣サービスの会社としての気概と誇りが感じられる。
http://www.koureisha.co.jp/
ところで、番組の中で一番感銘を受けたのが次の言葉だった。
「言葉で人を導く人 尊し
仕事で人を導く人 尊し
背中で人を導く人 最も尊し」
上田社長の言葉なのかどうかは定かではなかった。
よく似た言葉は検索できた。
http://unas.ankh.jp/hikari/web/FMPro?-db=hikari.fp5&-format=detail.html&-lay=web&-sortfield=go&-sortorder=descend&go=590&-max=30&-recid=34594&-find=
「語る人貴し
されど
語るとも知らず からだで語る人 さらに貴し
導く人貴し
されど
うしろ姿で導く人 さらに貴し」
・・・「背中で人を導く」は、「不言実行」の本来の意味である「あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること」に近い。
また「言葉・・・仕事(からだ)・・・背中(うしろ姿)」というステップは
「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」
に近いものを感じる。
かつて、教えていただいた「行動規範」とも重なってくる。
「口頭説明で示す」
→「示範授業で示す」
→「生きざまで示す」
といったステップになるだろうか。
まずは自分が模範を示すことが大事だ。
◆「率先垂範(そっせんすいはん)
・・・人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと。
◆「率先躬行(そっせんきゅうこう)
・・・人より先に自分からすすんで実行すること」
といった四文字熟語が思い浮かぶ。
「背中で教える」という行為は「教えない・放任する」とは正反対だ。
自分の持てるもの全てを見せて見せて学びとらせていくことだ。
「自分もああなりたい」という強烈な憧れをもたせることなしには成立しない。
「背中で教えられる」教師に憧れをもち、自分もそうなるよう修行を積みたいと思う。
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