山中伸弥教授は日本の誇り!
数年前に山中伸弥教授のお話を聞いたことがある。
当時からノーベル賞候補になっていたが、ユーモアたっぷりの優しそうなお人柄であった。
◆山中教授は研究の拠点をアメリカに移してしまうのではないか?
お話を聞きながら、そんなことを勝手に考えていた。
何と言っても研究費が違う。
(受賞後の報道の中でも、日本での5年分の研究費がアメリカの1年であると聞いた)。
おそらく待遇も相当違うだろう。
研究を進めることを優先にしたら、日本よりアメリカを拠点にした方がいいのではないかと思った。
しかし、今回の受賞後のインタビューで、全く違うことが分かった。
◆本当に私が受賞できたのは、日本という国に支えていただいて、本当に日本、日の丸のご支援がなければ、受賞できなかったと心の底から思った。
まさにこれは、日本という国が受賞した賞だと思っている。
このiPS細胞の基礎となった研究を奈良先端科学技術大学院大学というところで初めて、研究室を持った30代半ばのころ、非常に無名の研究者に過ぎなかったころだが、国から大きな支援を与えていただいて伸び伸び研究することができた。
これが発展したことにより、京大でさらに研究ができ、文科省の支援も受ける中でできたのがiPSだった。
この間、非常に大きな国からの支援をいただいてきた。
こういったご支援がなければ、今日の電話はかかってこなかった。感想を一言で言うと、感謝でしかない。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121008/wlf12...
◆メイド・イン・ジャパンの薬を世界の難病の患者さんに提供することを目標に、今後も研究を続けていきたい。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121009/wlf12...htm
山中氏は、日本を大事にしている。
今後も、オールジャパン、メイドインジャパンで研究を進めていかれるようだ。
そのことが、とてもうれしい。
そのことを含めて日本にとっての朗報であった。
山中氏の業績も人柄も日本の誇りである。
謙虚な生き方を含めて授業化していきたいと思う。
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