迷いなく、押しの強い授業ができるか
サークル例会で、ある先生が、教え方セミナーに備えて、話す聞くスキルの「それ、ほんとう」を披露した。
心地よい音読のリズムの体感という意味では、大事な講座内容になる。
セミナー常連参加者相手なら、何の苦労もなく楽しくできる。
しかし、一般参加者が多い教え方セミナーで、いきなり「それほんとう」のノリノリモードに入るだろうか。
初対面の多いセミナー会場で、「それ ほんとう」を楽しく取り組ませるには、講師側のパフォーマンスが必要になるだろうと思う。
と、そのような弱気な発言をした。、
自分自身の授業力=パフォーマンス力が弱いからだ。
先生自身も、留意事項として、
「まずは先生自身が思い切って演じること!!
恥ずかしがっていては上達しません」と書いてある。
昨年、TOSSデーの第一講座では、いきなり指名なしで自己紹介が行われた。
戸惑う先生も気遅れする先生もいると思うと、自分なら、ひるんでしまう。
しかし、指名なしが強行された。
結果的に「よかった」という参加者の声もあった。
教師の技量が授業の幅を規定してしまうように、教師の技量が講座の幅を規定してしまう。
あっと言う間に自分のワールドに会場を引きこんでしまうことも、1つの技量である。
自分にその技量がないからといって、ためらってはいけない。
自分にはその技量がないからこそ、果敢にチャレンジしていきたい。
ぜひ、巻き込み感を身に付け、披露していきたいと思う。
※授業開きのような、クラスの雰囲気が堅苦しい時、先陣を切ってくれるのは「やんちゃくん」である。
「それ ほんとう」のような授業も、やんちゃくんが活躍する最初のチャンスになると思う。
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