5月9日は日章丸事件の記念日
5月9日の新聞に一面広告が掲載された。
60年前の今日。
日章丸は、
この国の未来を運んだ。
という見出し。
http://www.idemitsu.co.jp/gallery/newspaper130509.html
1953年5月9日。「出光の石油タンカー日章丸が、川崎港に帰港した」
というニュースが、世界中で報じられました。
それは、石油資源の国有化を宣言したイランから直接石油を輸入するという、
当時世界の石油市場を支配していたメジャーへの挑戦でした。
歴史に残るこの「日章丸事件」は、
敗戦から立ち上がろうとする多くの日本人を勇気づけるとともに、
今日の産油国との直接取引につながる大きな一歩となりました。
「人の力を信じ、世のためになる仕事をする。」
創業者・出光佐三の信念は、変わることのない出光人の信念です。
私たちはこの国のこれからを、エネルギーで支えてゆきます。
日章丸事件をモデルにした本屋大賞作品に一切触れることのない広告。
この潔さが「出光」のイズムなのか。
さて、我々は職業を選ぶ時の基準が
自分の長所や専門性の発露だったり
金銭面の待遇だったり、
将来性・安定性だったりする。
しかし、それと同じ土俵に
「人に役に立ちたい」
がある。
自分は自分の職業で
「人の力を信じ、世のためになる仕事をする。」
を貫いていきたいと思う。
※久しぶりに「舟を編む」の辞書編纂のあくなき追求の様子を読んで、あらためて一途に仕事することの尊さに打たれてしまった。
「世のためになる仕事をする」という点では、両者は同じなのである。
詳細は「海賊と呼ばれた男」の読書記録
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2012/12/post-ad50.html
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