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March 23, 2014

夢は、SMARTに設定しないと実現しない。

◆夢は、SMARTにしないと実現しない。

それは、

◆努力はSMARTにしないと実現しない

と同じ意味である。


SMARTの法則 (スマートの法則)


Specific  = 具体的、わかりやすい
Measurable  = 計測可能、数字になっている
Agreed upon = 同意して、達成可能な
Realistic  = 現実的で結果志向
Timely  = 期限が明確、今日やるなど

これには、別の表現もある。

Specific  =具体的
Measurable   =計測可能か
Achievable   =現実的に達成可能
Result-oriented=「成果」に基づいている
Time-bound   =期限がついている


http://www.foster1.com/article/13339585.html

では、次のように解説がある。

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●SMARTの法則では、目標は「がんばります」ではなく具体的に数字で表現します。

「腕立てを10回、毎日やります」のようにいいます

腕立てをやります=具体的
10回やります  =数字になっている
本気です    =本人が納得している 他人が決めたものでない
10回      =現実的・・・100回やりますだと現実的でない
毎日      =期限がわかる・・・今日中になど

●SMARTの法則では

具体的な数字になっていることが特に重要です
そして、人にやらせる目標でなく
自分でする目標であることです
 

SMARTの法則を使って
まず、「数字で話す、期限をつける」から始めましょう

普通の会話では「数字」で話しません

●SMARTの法則を意識して
数字で話し始めるだけで会社は変わります

定性的でなく定量的にです

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とても大事な指摘だ。
我々の教員評価シートも、学級経営目標も具体的な数値目標が必要だ。

ただし、具体的な目標設定を課したら、業績の下がった企業があるそうだ。
それは、達成可能な目標にレベルを下げる社員が増えてしまったからだ。
毎年、前年比でアップが求められるなら、最初は低めに見積もっておこうと思うのも仕方ない。
「達成可能」などと限定して自己申告を求められたら、だれもチャレンジしなくなる。
まして、「達成できなかったらペナルテイ」なら、なおおさらだ。

そのことを、上記のサイトでは
「人にやらせる目標でなく自分でする目標であることです」
と注意している。

こうした弊害は上司に出す目標設定の場合に起こる。
自分に課す目標設定なら、遠慮も妥協も見栄も要らない。

いわゆる「有言実行」で、自分の設定目標を公言することで、自分を追い込むことは大事なスタンスだ。

「がんばります。」
「精一杯努力します」
「最善を尽くします」
のような空虚な言葉で終わらないようスマートな目標設定をしたい。

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March 21, 2014

「成功の法則」は先を見越した行動

 2学期の成績を出し終えたら、すぐに3学期の準備を始める先生がいる。
 その場主義でテストの採点や記帳をするから仕事にそつがない。
  「早めに終えておかないと気が済まない」タイプなので、とにかく仕事が早い。
 それは、いつも先を見越して行動しているということでもある。

 勝間和代の『起きていることはすべて正しい』に次の記載がある。

=====================
 問題はいい問題でも悪い問題でも、事前予想をしておくことが大切です。早いうちに将来、何が起こるかというのをイメージして、そのイメージしたことに対して、あらかじめ人の協力を仰いでおくという繰り返しなのです。(P125)
=======================

 たとえば勝間氏が、数日後に「ベストマザー賞」に参加することになったとき、一緒に受賞される方を確認し、話す機会があったら何を話すかあらかじめシュミレーションしておいたのだという。

◆「この機会をどうやって最大限活かすのか、あらかじめ行動をイメージしておくのです」

◆「いつも週初め、そして1日の初めに眺めて、これからの行動をイメージし、誰に会うのか、どこに行くのか、そのときに何が起こりうるのでどういう準備をしておくのか。そして、そのときにどのような行動をしておくのか、ということをすべて考えておくと、実際に偶発的なことが起こったときに、心も体もうまく反応するようになります。

 
 出張・飲み会・例会・セミナー。
 事前に参加者が分かる。
 「あの人に会ったら、こんなことを尋ねてみよう」といった計画は、事前に立てられる。
 
 そのような目論見もなく、人と会う場に参加するのは、もったいないことだ。
 「偶然の出会いを、必然に変える努力」を怠って、せっかくのチャンスを捨てている。

 事前の準備がないから、いきあたりばったりの「偶然」任せの生き方になってしまう。
 事前準備をしておけば、事態が「必然」になる。
 
 仕事が「段取りが8割」と言う。
 ゴールを見据えた逆算の思考。

 自分に欠けているものが、よーく分かった。

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March 11, 2014

あいさつや掃除で野球がうまくなるのは、利他の精神?

 「あいさつ・掃除で野球は強くなるか」とダイアリーに書いた。
  日本は、昔から日頃の行いを律することを禅の教えとし勧めてきた。
 しかし、あいさつや清掃は、「利他の精神」からも説明できるかもしれない。

=================
 利他の精神を習慣にすると、不思議と運が向こうから寄ってきます。
 たとえば、本当に小さなことでいいのです。ファストフード店で自分のトレーを片付けるときに、たまたま隣の人が放置したまま帰ってしまったものがあったら、ついでに片づけるとか、道にゴミが落ちていたら、それを拾ってゴミ箱に入れるとかです。
 書店に行ったときには、目につく範囲内で散らかってる本を揃えていけば、書店員さんだけでなく、そこにいる人たちみんなの気分がよくなります。
 なぜ運がよくなるかと言うと、こういう習慣があると、何か仕事をしたり、活動したりするときに、自分の効用ではなく、自分が所属している集団の効用がどうしたら最大になるかを考える習慣がつくからだと思います。
(中略)
 自分の努力が他人の喜び、すなわち利他につながって、自分にまたそれがうれしくなるような繰り返しが、最も心が強くなります。

   『起きていることはすべて正しい』勝間和代 P70
===================

・・・「情けは人のためならず(回り回って自分のためになる)」にもつながりそうだが、昨日見た前橋育英高校野球部の動画と「利他」が重なった。
 野球部の基礎トレーニングの一環として、相手の中心に返球するキャッチボールのシーンがあった。

 「相手がキャッチしやすい位置に返球する」

 これは「利他」でもある。
 チームワークの基本は「利他」だ。
 仲間がプレーしやすいように動いたり球を送ったりすること。
 常日頃、他者がどうしたら喜ぶか、どうしたら他者が気持ちよく過ごせるかを考えて行動することは、チームプレーの訓練にほかならない。

 掃除をする。布団をたたむ・気持ちよくあいさつする。
 他者がよい気持ちになるための行動を心がける野球部が強いのは当然の帰結ということになる。

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March 09, 2014

あいさつや掃除で野球がうまくなるか?

 3月6 日の中日新聞に、甲子園出場を決めた豊川高校の特集記事が掲載された「走れ豊川高(上)」。
 その記載を元に、授業プランを考えてみた。

 6年前、成績の上がらなかった豊川高校野球部のコーチに就任した今井さんは、「まずは野球をやる環境を整えよう」と、ある取り組みをしました。

 「凡事徹底」

 「凡事徹底」とは、当たり前のことを徹底して行うことを言います。

◆「凡事徹底」野球部員は何に取り組んだと思いますか?

 試合では攻守の交代の時に全力疾走をさせました。
 それだけではありません。
 あいさつの声の出し方、寮の布団のたたみ方、トイレの掃除方法まで指導をしました。
 学校周辺のごみ拾いも徹底させたそうです。


◆あいさつや掃除をしっかりやると、野球は強くなるのですか?
 A:強くなる。
 B:強くならない。
 自分の意見を決めなさい。

 今井コーチは次のように話しました。

 「単純なことの積み重ねが大事」
 「ごみを拾った方がいいと分かっているのに拾わなかったとしたら、その選手は自分との戦いに負けたということ。 負けぐせが付き、この一投一打で試合が決まるという勝負には、絶対に勝てない」

 今井監督が就任して2年後の秋に県大会3位、その2年後には県ベスト4まで勝ち進みました。

◆あいさつや掃除をしっかりやったから、野球が強くなったのですか?
 強くなった。
 関係ない。
 自分の意見を決めなさい。


 「凡事徹底」をモットーにしているのは、豊川高校だけではありません。
 2013年夏の甲子園優勝校である前橋育英高校も同じです。

 荒井監督の座右の銘も「凡事徹底」。
 今年のチームとこれまでのチームはどこが違うかと問われて、こう答えています。

「毎朝、散歩しながら15分間ゴミ拾いをしているんですけど、今年はそういうこともきちんとできるチーム。
 本物というのは、そういう平凡なことも、きちんと積み重ねることができるチームのことだと思うんです」

 監督自身が大学を卒業後に入ったいすゞ自動車野球部は、当時、大学生相手にも負けてしまうほどでした、2002年にいすゞ自動車は全国制覇を成し遂げます。次のように教わりました。

 「インコースの打ち方を覚えるよりも、まずはトイレをきれいにしろ、靴をきれいにそろえろ」

 
 時間はかかるが「凡事徹底」はあらゆるところに生きることを確信したそうです。

◆あいさつや掃除をしっかりやると、野球は強くなるのですか?
 A:強くなる。
 B:強くならない。
 自分の意見を決めなさい。

・・・これは、日本人古来の精神性に関わる問題です。
続きを知りたい方は、ぜひご連絡ください。

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