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July 19, 2014

堀田龍也先生のご指導

 春日井市立出川小学校の公開授業研究に、堀田龍也先生が今年も助言者として参加される。
 今年度1回目の研修会が7月2日に、行われた。
 指導助言の最後の言葉が印象的だった。

①「教える」場面での教師の話し過ぎ
②「考えさせる」場面でのつっこみ不足
③広い視野での教材研究  
   

①「教える場面」で、
 ・教師がしゃべりすぎない。
 ・やたら説明しない。
 ・「入れ食い」みたいに、子どもから出た正解に飛びつかない。
というような意味合いだ。
 「教師の一方的な説明で教えた気になるな」と自分にも、いつも言い聞かせているが、まだまだだ。

 「教えた」と「伝えた」は、まさに別次元なのである。

②「考えさせる」場面で、
 ・「本当にそうかな」
 ・「それだけかな」
 ・「○○の場合はどうなんだろう」
と問うのが「つっこみ」。
 きちんと立ち止まり、安易に次へ進まないための、「つっこみ」の基本が「良質な発問」である。
 (「ゆさぶり」も、「つっこみ」の1つだ。)

 最近、活動型の授業が優先され、「発問の吟味」がされなくなった。
 今回の公開授業も、「めあて」はあるが、主発問で盛り上がる授業は見られなかった。
 「わかった」と「わかったつもり」は別次元である。
 質のよい発問が、子どもの思考を活性化させることを肝に銘じたい。
 
③広い視野での教材研究は、
 この教科で、
 この単元で、
 この1時間の授業で、
何を学ばせたいかを明確にせよ、というような意味でもある。
 各教科の6年間・9年間の系統性を自覚して、授業に臨んでいるかが、問われている。


 さて、この「広い視野での教材研究」が不足していると
①のように、教師が説明で教え込もうとしてしまう。
②のように、「ここぞ」という場面での突っ込みが不足してしまう。

 やはり、大事なのは「授業準備」である。
 授業準備が足りないと、、説明で押し切ろうとする。
 教具の工夫もなく、鋭い発問(つっこみ)で、思考に迫ることもない。
 教科書1冊、チョーク1本の授業で押し切ろうとする。
   
 教師の授業準備が雑になり、子どもも我慢ができなくなれば、荒れは目に見えている。
 そのような授業にならないよう、日々、研さんに努めたい。

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