« 改めて「メデイアリテラシー」の大切さ | Main | 太平洋戦争をもっと知らねば »

August 09, 2014

中国の食品偽装報道に、偽装の疑いはないか?

 7月の話題になるが、上海福喜食品という中国の企業が、消費期限の切れた鶏肉を使用している映像が報道された。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=102256

 日本マクドナルドとファミリーマートは22日、中国・上海の食品加工会社が保存期限を過ぎた鶏肉を使用した可能性があるとして、この食品加工会社が製造したチキンナゲットの販売を中止したと発表した。
 両社が取引していた食品会社は「上海福喜食品」。
 日本マクドナルドによると、この食品会社から「チキンマックナゲット」の約2割を調達し、関東を中心に1340店で販売していた。保存期限切れの鶏肉だったかどうかは不明という。取引中のタイや中国メーカーからの調達を増やし、ナゲットの販売自体は続ける。
 一方、ファミマはナゲット2商品の販売を中止した。「ガーリックナゲット」は今月1日から全国約1万店で販売し、「ポップコーンチキン」は21日から関東10店舗で試験販売していた。
 この食品会社を巡っては、中国のメディアが保存期限が過ぎた食肉を販売していると報道していた。中国内の取引先と報じられたケンタッキー・フライド・チキンやスターバックス、セブン―イレブンは、いずれも日本国内の店舗では扱っていないと運営会社などが説明している。
 日本マクドナルドは2002年から、この食品会社のナゲット用の鶏肉を仕入れており、「あってはならない事態で、ご心配をおかけし、大変申し訳ございません」(広報)としている。
(2014年7月23日 読売新聞)

・・・私の第一感は、「あるテレビ放送の動画しか流れてこないが、これは事実なのか(「やらせ」の可能性はないのか)、裏は取ったのか?」であった。
 中国の食品工場は信用ならないと訴えるその映像は中国のテレビ局のものだ。
 中国のテレビ局の動画は信用できるのか?と素朴に感じていた。
 検索していくと、早い段階で「やらせ」を疑う発信もあった。

(1)
http://ohnishi.livedoor.biz/archives/51429359.html
2014年07月23日11:49
中国食品偽装の「潜入取材」は本当に「極秘」だったのか

◆◆◆
「検査が終わり、マクドナルドのスタッフが立ち去った直後に、また不正をしているシーンがありましたが、あまりにも露骨な不正行為が、あっけらかんと映っていました。
思わず、これは、「やらせ」ではなかったのかという疑念を感じたのです。
◆◆◆

(2)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140727/chn14072707000002-n1.htm

期限切れ鶏肉問題 外資たたき? やらせ? 飛び交う陰謀説
2014.7.27 07:00 (1/2ページ)[中国ネットウオッチ]

◆◆◆
中国上海市にある食肉加工会社「上海福喜食品」が7月中旬、マクドナルドなど外資系大手ファストフード店に期限切れの肉を使用した商品を供給していたことが中国メディアに報道され、食の安全問題への関心が一気に高まった。
中国国内のインターネットに「もう何も食べられなくなった」といった不安の声が多い一方、「食の安全問題で外資系だけがクローズアップされるのはおかしい」「政府の陰謀かもしれない」といった意見も寄せられた
(中略)
しかし一方、テレビの潜入取材の映像があまりにもきれいに取れていることから「これは盗撮ではなく、やらせではないか」といった意見もみられた。
また、上海福喜食品は中国人が経営する大手レストラングループ「小肥羊」などにも商品を提供しているのに、中国メディアはほとんど伝えなかった。
さらに、テレビニュースの中に「だから外国資本の企業は信用できない」「これからは中国の店を使いたい」といった街頭で取材した市民の声を繰り返してながしていることから、「目的は外資系たたきではないか」と推測する声多かった。
◆◆◆

(3)http://blog.goo.ne.jp/gnishiki/e/23c673e944771e5d4687c30b46e267bb

◆◆◆
上海福喜食品の食肉問題、中国当局やらせ疑惑の報道こそジャーナリズム
2014-07-31 11:56:10
中国福喜食品の工場内を潜入取材したと上海のテレビが報道したことで、中国食品に対する安全性の問題、従業員のモラルの問題がもっぱらわが国のマスメディアで取り上げられ報道されてきたが、私が最初にこのニュースを見たとき、潜入取材で従業員と会話までするあんな映像が取れるわけがないと思っていた疑惑を昨日のBSフジのプライムニュースが取り上げてくれた。
中国の場合、メディアにはすべて共産党政権の息がかかっているわけで、報じるも報じないも政権側の意図、さじ加減次第、捏造までしても世論誘導することは常識だが、この問題の扱いで、そうした点からの疑惑をもって報道したマスメディアを新聞、テレビでこれまで見なかった。
わが国のマスメディアの報道レベルの低さを示し、仕方ないかなとあきらめていたのだが、フジテレビの昨日のプライムニュースには救われた思いがし、このような視点から適切な出演者を選び、分かりやすく報道した点は高く評価したい。こうした報道こそ、ジャーナリズムである。
◆◆◆

・・・実際のところは分からない。
しか、し「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにする」がまかり通っていない現実の中では、自己防衛として「鵜呑みにしない・疑ってみる」を習慣づけるしかない。

ニュース報道を見て、単純に感動したり、憤慨したりすることがある。
まんまと騙されるのも「自己責任」であることを肝に銘じ、冷静な判断に努めたい。

|

« 改めて「メデイアリテラシー」の大切さ | Main | 太平洋戦争をもっと知らねば »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/64491/60122607

Listed below are links to weblogs that reference 中国の食品偽装報道に、偽装の疑いはないか?:

« 改めて「メデイアリテラシー」の大切さ | Main | 太平洋戦争をもっと知らねば »