身近なところに陽明学「知行合一」
◆「思いは伝えなきゃ、思ってないのと同じだ。」
キリンの「澄みきり」のCMの一節である
これは、陽明学で言うところの「知行合一」だ。
ウイキペデイアによると、
◆知行合一(ちこうごういつ)は、中国の明のときに、王陽明がおこした学問である陽明学の命題のひとつ。
知ることと行うことは本来一つであるという考え。論語の為政第二にある「先ず其の言を行い、而して後にこれに従う」が元になっている。
王陽明は、知って行わないのは、未だ知らないことと同じであることを主張し、実践重視の教えを主張した。朱熹の学(朱子学)が万物の理を極めてから実践に向かう「知先行後」であることを批判して主張した。
江戸時代初期の陽明学者である中江藤樹や幕末の頃の陽明学者や維新の志士たちに大きな影響を与えた。
ネット検索した辞書によると、
◆知行合一 意味
知識と行為は一体であるということ。本当の知は実践を伴わなければならないということ。
▽王陽明が唱えた陽明学の学説。朱熹しゅきの先知後行説に対したもの。
「“知行合一”が行動力の原点に!」と題したインタビュー記事によると、
http://diamond.jp/articles/-/1899
◆「迷ったらやる」が私のポリシーです。思っただけでは意味がない、必ず行動する。これは私が敬愛する吉田松陰の「知行合一(ちこうごういつ)」という考えからきています。
「知行合一」とは、陽明学の命題の一つで、松陰が松下村塾の掛け軸に掲げた言葉です。「知識をつけることは行動することの始まりであり、行動することはつけた知識を完成させることである。
行なわなければ知っているとはいえない。知っていても行なわないのはまだ知らないのと同じである。知って、行なってこそ、本当の知恵、真知である」。
かつてお世話になった上越青年会議所の2012年のテーマは
◆「自分がやらねば誰がやる」
であった。
http://joetsujc.com/2012/?p=2198
これも、「知行合一」の発想なのだと思う。
身近な生き様に「知行合一」がしみ込んでいるようだ。もっと調べてみよう(思うだけでなく、やらないと意味がない)。
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