「ありのまま」を受け入れる
◆being 存在することに価値があること
◆having 出した結果でしか価値がないこと
◆doing 行動したことにだけ価値があること
『伝える力が9割』の佐々木圭一氏と坪田信貴氏の対談記録で、「ほめる」の話題が出てきた。坪田氏は『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者である。
その中の「being・having・doing」 は、印象的な言葉だった。
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褒め方というよりは、認め方ですね。
それにはdoing、having、beingっていう大きく三つがあります。
Doingっていうのは行動。たとえば、「お風呂掃除してくれて偉いね」と、行動を褒める。 でも逆に言えば、「お風呂掃除してないあなたは偉くない」ということになるんです。だから「自分ダメだな」になる。
Havingとは、いわば、自分が持ってること、所属してること。
「学年で1位なんてすごいね」これも、そうじゃなかったらダメだ、です。
でも、本来みんな、being、存在を認めているものなんです。
http://diamond.jp/articles/-/51508?page=3
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・・・同様の話が、検索でヒットした。
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これは塾講師の坪田信貴先生が仰っていたのですが、多くの親は、DoingやHavingで褒めるそうです。
例えば、お風呂を掃除したら(=Do)褒める、
テストで100点取ったら(=Have)褒める。
ここまでは誰でも褒めるんです。
でも、無事、家に帰ってきてそこにいてくれる(=Be)こと、 「ただいま」と言ってくれることに対して褒める人は少ないんだそうです。
でも、HavingもDoingも褒める必要はなくて、とにかくBeingを褒めればいいんです。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140805-00000005-pseven-soci&pos=3
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・・・「being」は、今年はやりの言葉で言えば、「ありのまま」である。 「ありのまま」を、ただ受け入れればよいのだという。
「いてくれるだけで素晴らしい」と言えば、例えば、「誕生日のお祝い」がこれにあたる。
誕生のお祝いを原点にすれば、何をしなくても、何ができなくても受容し、励まし、感謝してあげることができる。
「行動」や「所有」(成績や業績、富や名声)の有無で評価されてばかりでは、自信を喪失する子もいる。
だからこそ、「いてくれるだけでよい」と認め、子どもたちの自尊感情を高めさせていきたい。
「ありのまま」の受容の多くが親の関わりであるが、担任ができることも多いはずだ。
「HavingもDoingも褒める必要はなくて、とにかくBeingを褒めればいい」という発想を肝に銘じておきたい。
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