ノーベル平和賞受賞 マララ・ユスフザイさん
パキスタンで女子が教育を受ける権利を訴えているマララ・ユスフザイさんが、ノーベル平和賞を受賞した。
17歳の若さで受賞したことも驚きだったが、その若さで活動してきた事の偉大さを読み直すにつけて改めて畏敬の念を抱いた。
武装勢力に頭を撃たれてなおひるまなかった姿、凛とした国連本部での演説に、今さらながら感激した。
「すべての子どもに教育を受ける権利の実現を」という訴えは、今の日本の子どもたちにとっては当たり前すぎて、現実味がない。
だからこそ、今の自分たちの恵まれた環境に感謝するとともに、広い世界の社会情勢に関心を持って生きてほしい。
さて、昨年の国連本部でのアピールのラストは特に見事であった。
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親愛なる少年少女のみなさん、私たちは今もなお何百万人もの人たちが貧困、不当な扱い、そして無学に苦しめられていることを忘れてはいけません。
何百万人もの子どもたちが学校に行っていないことを忘れてはいけません。
少女たち、少年たちが明るい、平和な未来を待ち望んでいることを忘れてはいけません。
無学、貧困、そしてテロリズムと闘いましょう。
本を手に取り、ペンを握りましょう。
それが私たちにとってもっとも強力な武器なのです。
1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます。
教育こそがただ一つの解決策です。エデュケーション・ファースト(教育を第一に)。
ありがとうございました。
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http://www.huffingtonpost.jp/2013/07/12/malala_speech_n_3588163.html
1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられます。
教育こそがただ一つの解決策です。エデュケーション・ファースト(教育を第一に)。
この気魄を、教育に携わる自分も持ち続けたい。
また、16歳の日本の子どもたちにも、これほどの演説ができるような言語教育を目指してきたい。
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