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November 16, 2014

エネルギーシンポジウムの復習

 昨日のエネルギーシンポジウムの復習をしていて、雑誌WEDGEのバックナンバー2013年9月号に引っかかった。

「日本経済の最大リスク要因はエネルギー
 今こそ原子力推進に舵を切れ」

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/3071


◎電力叩きで不都合な事実を見せなかった民主党
◎なぜ原発を推進すべきか 短期、中期、長期全てに合理性
◎原子力技術はコントロール可能 絶対安全の罠にはまるな
◎低線量被曝への過剰反応は別のリスクを招く

 さきほど、図書館で借りてきた。
 なるほど、昨日のお話と絡めると、よく分かる。

 特集の解説にも次のようにある。

◆国民はアベノミクスを評価した。力強い日本経済を望んだ。政局は消費税を3%上げるかどうかに注目が集まる。
税上げが経済を冷やすことを心配する向きがあるからだ。しかし、税収はいずれ国内を循環する。
なぜ消費税1~2%に匹敵する燃料費4兆円が資源国に垂れ流されていることを問題視しないのか。
この国の資源のなさ、産業立国というよって立つ基盤を直視すれば、国家として原発を推進するという立ち位置に戻る必要があるのではないか。
もちろん、技術的にはコントロール可能な原子力で福島第一原発事故を起こしてしまったことは真摯に反省しなければならない。
本物の安全文化を創っていく必要がある。
しかし、安全文化が完全でないから、あるいは福島事故の解決がいまだ道半ばであるから、再稼動させないというのは正しい選択なのか。
民主党政権がとってきたエネルギー政策を棚卸しし、原子力技術と放射能の現実と合わせ、冷静に決断する必要がある

 1年前の雑誌だが、国内も風潮は変わらない。
 安全審査の通った原発でさえ再稼働に対する反対の機運が強い。
 4月に消費税3%上がり消費が下がったと大騒ぎしているが、それでいて燃料費4兆円は話題にならない。
 消費税がさらに2%上がるかどうかで大騒ぎしているが、それでいて燃料費4兆円は話題にならない。

 谷先生が紹介した映画「パンドラの約束」のロバートストーン監督の特別インタビュー記事もあった。

◆放射性廃棄物の問題は、重大なものではありません。放射性廃棄物の量は少なく、そして、化石燃料の廃棄物とは異なり、それは全て貯蔵され、所在が確認できます(管理できます)。
(中略)
もし、あなたが、将来の世代の幸福や健康を気にかけるならば、あなたの一番の懸案は、可及的速やかに二酸化炭素の排出を減らすことでなくてはなりません。二酸化炭素は、我々が子孫へ残している負の遺産です。そえに比べ、放射性物質はとるに足らず、簡単に処理できるのです。

 放射性物質より二酸化炭素の方が害が大きいという意見は、別の個所にも同じような記述があった。P33

◆高レベル廃棄物の危険性を主張する向きもあるだろう。しかし、これも火力発電の廃棄物と比較すると、一概には言えなくなる。よく「トイレなきマンション」と言われるが、正しくは「トイレを造れるのが原発」で、「トイレを造れないのが火力」なのだ。
 原子力からの廃棄物は完全に管理できる上に体積や重量が小さい。火力は膨大な二酸化炭素や大気汚染物質が出るが管理できず空気中に拡散される。石炭なら灰の中に相当量の有毒な重金属が含まれるが分離されることなく地中浅く捨てられる。高レベル廃棄物をガラス固化体にして深地層処分するという技術はすでに確立されており、600年で銅と同レベルの毒性まで落ちると言われている。

 東京大学の飯本武士先生が講演で紹介された資料に近いものもあった。
 被ばく量を一生で1000mSvを目安とすると、50年で割り、1年間で20mSvという数値が出てくる。
 だから1年1シーベルトという低い数値を除染の基準にしてしまうと、かえって復興が遅れてしまう。
 WEDGEの特集記事が「1msvにこだわれば別のリスクを招く」と見出しをつけたのは、この意味だ。

 復習しないと分からないことが多いし、復習することで明らかになることも多い。
 まだまだ勉強不足であるが、原発再稼働に関する動向と双方の意見に注意していこうと思う。
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