« トヨタの「MIRAI」を見てきました! | Main | 発問づくりの気概~再び「大学受験のための小説講義」より~ »

December 25, 2014

教師は謙虚に学び続ける存在

 サークルの例会に参加すると、メンバーの1人が同学年の先生と校内サークルのように授業準備をしている話をよく聞く。
 校内で授業検討できるのは素晴らしい環境である。
 いつも
「あの子は授業が私よりうまい。」
「賢い子だからセミナーに参加しなくても何でもできちゃう」
と言われる。
 それはそうなのかもしれない。
 しかし、自分は、それでも「ちょっと違う」と思う。
 授業は、そんなに簡単なものではない。
 名人と呼ばれる先生でさえ、なお学び続ける世界である。
 いくら賢くても要領がよくても、そんなに簡単に授業ができてなるものか、と思う。
 自分のこれまでの勤務校を振り返ってみても、何かと自信たっぷりな発言の人がいたが、謙虚に学んでいるようにはみえなかった。子ども相手のに知識を切り売りしているからだろうか、特に、困り感もない。
 「覚えないのは子どもが悪い」
 「あれだけ言ったのにできないのは、子どもが悪い」
と自分の教え方への反省をしないのであれば、困り感もわいてこない。

 
 ネットのイージーな引用で恥ずかしいが、次の言葉がある。
◆◆◆
 釈尊もまた『発句経』で説かれています。
「たとえ愚かな者であっても、自分は愚かであると知っている者は賢者である。愚か者であるのに自分は賢いと思い込み、そのように振る舞う者がいたら、それこそ本当の愚か者といわなくてはならない」

「自分のわからないことがある」と知っているから向上心が生まれ、「自分の理解できないことがある」という思いから尊敬の気持ちや謙虚な心が生まれます。

http://www.geocities.jp/koyappy_rkk/library/library06.html
◆◆

 人に教える仕事である。
 研究と修養は、教育公務員の法的な義務である。
 謙虚に学ぶこと・たえず学び続けることなしに、教壇に立つことは許されない。

 慢心すれば終わりである。

人生は死ぬまで修行である。

 そんなわけで、自分は「知らないことの畏れ」という言葉を大事にしている。

|

« トヨタの「MIRAI」を見てきました! | Main | 発問づくりの気概~再び「大学受験のための小説講義」より~ »

教育」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 教師は謙虚に学び続ける存在:

« トヨタの「MIRAI」を見てきました! | Main | 発問づくりの気概~再び「大学受験のための小説講義」より~ »