失敗して、恥をかくから伸びる
1月19日のNHKプロフェッショナルは、「かけつぎ職人 松本孝夫さん」。
http://www.nhk.or.jp/professional/2015/0119/index.html
残念ながら再放送を見逃し、撮り逃した。
しかし、面白かった。
洋服のかけつぎの仕事というものを初めて知った。あれほど複雑で手が込んでいて繊細な仕事とは思わなかった。
それとは別に感激した点がある。
サイトにある次のくだりだ(強調の改行は竹田による)。
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長年つきあいのあるクリーニング屋から頼み込まれ、 人工皮革のジャケットの修繕を引き受けざるを得なかったのだ。そのジャケットと格闘し、なんとか修繕の手だてを考えたとき、 松本は
「自分はこれまで本当の限界に挑戦してこなかったのではないか」
と痛感したと言う。
以来、失敗を恐れず、難しい依頼に挑むうち、従来のかけつぎでは対応できない素材にまで、対応できるようになった。
「信頼されてきて、誠心誠意それにぶつかっていって、元どおりに直す努力する。
自信がなくなったって、プライドがなくなったっていい。
悪いこともよいことも経験して一流になる」。
松本は今73歳、それでもなお現役を退くつもりはない。 生涯をかけて、かけつぎの技を磨き続ける覚悟でいる。
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・・・映像では、具体的なセリフが出てくる。
自分の記憶では、次のような言葉(再放送で確認できなくて残念!)。
①できる仕事しかしないのは、プロではない。
②できない仕事を引き受ける。失敗して、恥をかくから伸びる
③職人はお客によって育てられる。
これを、教師に置き換えると次のようになるか。
①教師は、できる教科だけやっているわけにはいかない。
②できない教科もやり、他人に見せ、失敗して、恥をかくから伸びる
③教師は子どもによって育てられる
「プロフェッショナル」の生き方、「職人」の生き方をしっかり学んでいきたいと思う。
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