« 学級づくりは「理念」ではなく「事実」で示すことが大事 | Main | 教育におけるソフトランデイングとハードランデイング »

April 05, 2015

「授業の詰め」=「全員の原則」+「確認の原則」

 1月にC表検定を受ける前、スクリーンを見ないようにアドバイスを受けた。
 自分はいつも算数でデジタル教科書を使っているが、リモコンマウスの操作を画面を見ながら行っている。
そして、スクリーンを見ながら説明している。
 その癖が出てしまっているのだと分かった。
 鍛錬が足りない自分は、いちいちスクリーンを見ないと不安で授業できない。
 せめて一瞬のチラ見ができるよう修行したい。

 さて、自分はデジタル教科書やフラッシュ教材の操作には慣れたものの、並行して、視線を子どもから外すことにも慣れてしまっていた。
 しかも、PC操作を優先するために、机間巡視も減っていた。

○算数の問題を復唱させるとき
○フラッシュの答えを言わせるとき
○百玉そろばんの答えを言わせるとき

 手遊びしていたり、さぼっていたりする子も見かけるが、しつこく注意するのもどうかと思い、放置することが多かった。
 それは、近づいていないので、注意すべき子を確定できているか自信がなかったからでもあった。

①全員にきちんとやらせることが、「全員の原則」
②全員がきちんとやっているか見抜くことが、「確認の原則」
③やっていない子にやり直しさせたり、やらせるように仕向けるのが、「詰め」

 「詰め」の甘い授業は、だれるし、子どもも教師をなめてかかる。
 さぼってもばれないことを日々学び、さぼっても注意されないことを日々学ぶ。
 だから「放置」は、「誤学習」であり、「崩壊」の第一歩なのだ。

①きちんとやっている子をほめる。
②やっていない子にやり直しをさせる。
③そして、隣同志確認したり、ノートを持って来らせたりする「ごまかせないシステム」の確立。
④机間巡視して近づいて「圧」をかける。

 このような手を打たないのであれば、教師が負けるのは明らかである。
 子どもの荒れが「教師の責任」と言われるのも、こうした勝負どころの抑えが足りない場合である。

|

« 学級づくりは「理念」ではなく「事実」で示すことが大事 | Main | 教育におけるソフトランデイングとハードランデイング »

教育」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「授業の詰め」=「全員の原則」+「確認の原則」:

« 学級づくりは「理念」ではなく「事実」で示すことが大事 | Main | 教育におけるソフトランデイングとハードランデイング »