« 「ブラッドレーのせいきゅう書」 | Main | H27学力調査(小6)国語B問題 »

May 06, 2015

長方形に1本の直線を引いて面積を2等分させる。

02_2

03_3


①斜めに線を入れ、三角形をつくる
②縦に2等分、あるいは横に2等分で長方形をつくる。

ここまでで4通りの直線がかける。
ここまでは、すぐに思いつく。
うまくいけば、

③台形でも2等分できる

ことが分かる(気づく)

そして、さらに、うまくいけば、

◆2等分できる台形は無数に存在する

ことが分かる(気づく)

2等分となる台形をたくさん列挙すると、長方形を2等分する直線は無数に存在することが分かってくるのだ。

ここまでなら、私も授業実践したことがある。

これが、今年の学力調査問題(小学校)算数B問題5の導入になっている。

「長方形の対角線が交わる点を見つけ、この点を通る直線を引けば、長方形の面積をいつも2等分できることが分かります」

という事実を、あらかじめ知っている必要はない。このテストで初めて知ったとしても、設問には答えられる(簡単な問題だ)。

 でも、こういう面白い授業をふだんから行っていれば、学力テストで驚くことはない。
 日頃の知的な授業が、B問題を解くベースになっている。

|

« 「ブラッドレーのせいきゅう書」 | Main | H27学力調査(小6)国語B問題 »

教育」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 長方形に1本の直線を引いて面積を2等分させる。:

« 「ブラッドレーのせいきゅう書」 | Main | H27学力調査(小6)国語B問題 »