学力調査問題(理科)
今年度、初めて実施された理科の学力調査問題。
国語・算数とは異なり、ABまとめて1時間の実施。
大問ごとにストーリーがあって、状況設定が面白い。
総合単元のような面白い問題配列なので、子どもたちもテストを受けながら楽しめるのではないかと思った。
大問1
①古時計の「ふりこ」の長短
②古時計の「ふりこ」の金属の膨張
③新しい時計の「ふりこ」に使った電磁石(コイル)
大問2
①メダカとインゲン豆の成長
②顕微鏡の使い方
③日光と成長
大問3
①ポットから出ている水蒸気
②ポットのお湯の対流
③メスシリンダーの使い方
④砂糖のとける量
大問4
①月の観察
②星座の観察
③打ち水による地表温度の低下
暗記問題はごく一部で、あとは問題のデータや状況をよく読んで答える問題だ。
番号を答える選択問題なのに、その理由まで書かせる箇所もある。これは「あてずっぽう」の正答を防ぐ効果もあるだろうし、理由をきちんと文章化させる「言語活動」の成果を問う意味もあろう。
市販テストは単元ごとだが、今回の学力テストは、場面ごとで別々の単元の内容を組み合わせている。
理科の学習が、生活のいろんな場面で適用されることが、このテストで実感できる。
私自身の理科の指導観が鍛えられたようなテスト体験であった
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