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June 14, 2015

数を意識して列挙させる

 向山洋一氏、宇佐美寛氏、岡本明人氏の著書や雑誌論文から、箇条書きによる列挙の良さを学び、さらに、いわゆる「ナンバリング」を学んだ。
 「いわゆる」と付記したのは、「ナンバリング」という名称は使われていなかったと思うからだ。
「ナンバリング・ラべリング」という言葉を使うようになったのは、たしかデイベート以降である。

①だらだら書くのはやめて、箇条書きにせよ。

が第一歩。

②黒ボッチで箇条書きを列挙するのではなく、番号を打て。

が、その次だった。数を意識して列挙する方法は、当時、新鮮な驚きがあった。


③番号を打って、できるだけたくさん列挙せよ。

といった発見型・列挙型の授業は、拡散思考を促すのに最適だった。
みんなで刺激し合って数を増やす授業は達成感があり、大いに盛り上がった。

④目標数を示す

 「5個できたらもっていらっしゃい」とか「10個見つけたらスーパー小学生」のような目安を示すことができた。

⑤できた数を問う。

 順番に数を聞いて挙手させるだけで教室が興奮状態になる。
ふだんできないと思われる子がたくさん列挙できて逆転現象を起こすこともあった。

⑥指名順を組み立てる。

 せっかくたくさん列挙させても指名順を誤ると、盛り上がりを演出できない。
 できる子に最初に当ててしまったら、もったいない。
 どの子が何個列挙できているかを把握しておくと、指名計画が立つ。

A:一番多い子に全部言わせて、残りを言わせるパターンもあれば
B:少ない順に言わせるパターンもある。
C:ありきたりな意見を先に出させておいて、面白い意見を残しておいて指名発表で脚光を浴びさせるパターンもある。

 Bについては「全員起立させ、少ない子から言わせ、意見が言えなくなった子から座る」という仕組み方がある。
 この「全員起立させ、意見がなくなった子から座る」というのは向山実践ではないかと思う。
 ちなみに、机間巡視で子どもの意見を把握して指名計画を立て、意図的に指名するのは野口芳広氏の実践である。


⑦発言の型を学ばせる

  「理由は2つあります。1つ目は~、2つ目は~」のような話型を身に付けさせると、授業の展開がスムーズになる。
 理由を言う方もまとめやすいし、聞いている方も理解しやすいからだ。
 「1つ目は~、2つ目は」と書かれた子どもの作文は非常に知的である。

・・・さて、先日、校内で行われた研究授業は、小学生新聞を提示して、「わかりやすい工夫」を見つけようというものだった。
 縮小印刷した小学生新聞の周囲に6つの書きこみ枠のあるワークシートだった。

①せっかく6つの枠があるのだから、「目標は6個」と、きちんと意識させればよかったのに、それがなかった。
 何個書けたかを挙手させるだけでも、たくさん書けた子はいい思いをしたと思う。

②意見の言わせ方に意図がなかった。意図的指名でもなければ、列挙した数の順でもなかった。
 したがって「そうか、そういう考え方もあったか。なるほど」といった盛り上がりを演出できなかった。

③どの子ががんばったか、個人の最高は8個だったが、みんなの力を合わせたら15個も列挙できたといった「みえる化」が不十分だった。

 というわけで、授業検討会で、「ナンバリング」について少し話をした。
 同席した教育実習生が、「たくさん列挙する授業」にチャレンジしたいとやる気になった。
 たくさん列挙して盛り上がる授業の楽しさをぜひ味わってほしい。

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