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July 28, 2015

偉大な教師は・・・

 アメリカの教育者ウイリアムアーサーワードという人の格言がある。

 The mediocre teacher tells.
 The good teacher explains.
 The superior teacher demonstrates.
 The great teacher inspires.

 凡庸な教師はただしゃべる。
 良い教師は説明する。
 優れた教師は自らやってみせる。
 しかし偉大な教師は心に火をつける。

 面白い4つの対比である。 
 ただし、teacherの本来の仕事は、まさに「teach」である。
 teach以外の動詞で、teacherの仕事をあれこれ言うのはどうかとも思う。
 しかも、tell/explain/demonstrate に比べて、
最後の、inspire は、すごく抽象的な感じがする。
 何をどう指導するとinspireなのか、さらに言及してもらわないと何とも言えない。どうするとインスピレーションを掻き立てられるかな。

 むろん「inspire」の具体的な内容を考えることこそが教師の本業であって、そこを人に尋ねるなどもってのほかと言われれば、
これは「参りました」と言うしかない。

 ところで、この格言は、山本五十六の

「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」と

 explain /demonstrate /inspire

が似ていると思う。人を動かす原理原則は万国共通か。

 なお、山本の言葉は、上杉鷹山の言葉に影響を受けたとも言われている。

 「してみせて 言って聞かせて させてみる」

こちらは、explain /demonstrate の意味合いが強い。


 ウイリアムアーサーワードには、別の格言もあるらしい。


 Flatter me, and I may not believe you.
 Criticize me, and I may not like you.
 Ignore me, and I may not forgive you.
 Encourage me, and I will not forget you.

 お世辞を言われたら、あなたのことは信じない。
 批判されれば、嫌いになる。
 無視されれば、許さない。
 勇気づけてくれれば、忘れない。

 先の「inspire」と「encourage」は、よく似た感じがする。
 「ほめてやらねば、人は動かじ」との共通点も感じる。


さらに別の格言

 The pessimist complains about the wind;
 the optimist expects it to change;
 the realist adjusts the sails.

 悲観主義者は風にうらみを言う。
 楽観主義者は風が変わるのを待つ。
 現実主義者は、帆を動かす。
 

 すばらしい3者の対比構造だ。
 念のため英単語を確認する・

 complain・・不平を言う,ぐちをこぼす・泣き事を言う
 expect ・・・期待する・ 望む・要求する
 adjust・・・・調整する・順応する


  現実に対応しようとしている与党に対して、野党が代案を示さず、文句ばかり言い、ないものねだりばかりしている姿とだぶってくる。
 我々は、しっかりリアリストの道を歩んでいきたい。


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q...

よりインスパイアされたブログでした。

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