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October 17, 2015

グリット(Grit)=不屈の精神=やりぬく力

 努力の大切さ・継続することの大切さは、多くの教師が教えている。
 また、今回のノーベル賞受賞者の方が他のお話からも伝わってくる。
 
 継続は力なり・百日の努力・努力のツボ

の話は、自分もよくしてきたが、指導しきれない子がいたことは否定できない。
 日記指導も取り組んで、毎日続けて成果を感じる子もいたが、成長を感じない子もいた。

  『学力の経済学』で、重要な非認知能力として「やりぬく力」が挙げられている。

もうひとつの重要な非認知能力として挙げられるのが、「やりぬく力」です。
この能力は、ペンシルベニア大学の著名心理学者、ダッグワークス准教授が「成功を予測できる性質」として発表して以来注目を集め、GRITとも呼ばれています。
ダッグワークス准教授のTEDトーク「成功のカギはやり抜く力」の再生回数は630万回以上に上り、大きな反響を呼んでいます。ダッグワークス准教授は、このやり抜く力を「非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続けることができる気質」と定義しました。

TEDのプレゼンの日本語訳が以下のサイトで見ることができる。
https://sites.google.com/site/tedjapaneseenglishnote/list/the_key_to_success_grit

===============
 そのうち 誰が 生徒の学習成果をあげるのに 最も成功するか 考えました
(中略)こうした様々な状況において ある一つの特徴が大きく 成功を左右していました
 それは 社会的知性ではありません
 ルックスでも 身体的健康でも IQでもありませんでした やり抜く力です
 やり抜く力とは 超長期目標に向けた 情熱や忍耐力で スタミナがあることでもあります
 やり抜く力は 明けても暮れても 自らの将来にこだわることです その週だけとか その月だけではなく 何年もの間 一生懸命に取組み その夢を 実現することです
 やり抜く力は 短距離走ではなく マラソンを走るように生きることです

(中略)

 分かっているのは 才能と やり抜く力は違うことです
 私たちのデータが はっきり示す通り 才能があっても 純粋に 最後まで決めた事を やり抜けない人たちが たくさんいます
 事実 データによれば やり抜く力は 才能の高さとは 通常関係ない むしろ 反比例さえするのです
 これまで聞いた中で 子どものやり抜く力を育てるのに― 一番よいのは 「成長思考」と呼ばれるものです
 スタンフォード大学のキャロル・ドウェックが 見出したもので
成功思考とは― 学習する能力は固定しておらず 努力によって変えられる と信じることです
 ドウェック博士が示したのは 子どもたちが 脳の機能や 課題に対する― 脳の変化、成長について 学ぶと 失敗したときに より辛抱できるようになることです
 失敗は永続的な状態でないと 信じているからです
 ですから 成長思考は やり抜く力を育てるのに とても良いのです でも それだけでは足りません
 私が言えるのは そこまでです 私たちは まだその段階で そこからは 今から取り組む仕事なのです
 最高のアイデア 最強の直感を使って それを試してみないといけません
 私たちが成功しているのか知り 失敗し 間違い そして そこから学んだことで 一から やり直さないといけないのです
 つまり 子どもたちの やり抜く力を高めるため 私たち自身が やり抜かないといけないんです
 ありがとうございました
======================

・・・ 子どものやり抜く力を育てるのに 一番よいのは
 「成長思考」
  「学習する能力は固定しておらず 努力によって変えられると信じること」
であると言う。

  「努力は無限」「継続は力なり」と教えてきた多くの教師の経験則が、キャロル・ドウェックによって実証されたと言ってもいい。

 むろん、口にするだけでは、すべての子どもは変えられない。
◆魅力あるエピソードの語り(偉人の話)
◆課題の出し方の工夫
◆逆転現象のような「努力」の事実・成功体験の積み重ね
◆波及効果を狙った集団教育
など。
 そして、アンジェラ・リー・ダックワースが言うように、教師自身が「やりぬかないといけない」。
 やりぬく意思のない教師の背中を見て、子どもがやりぬくように育つわけがない。
 教師の生き方・生き様が、問われていることがよく分かる。

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