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November 29, 2015

日本教育技術学会 静岡大会報告~贅沢な3大課題~

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 平成27年度の日本教育技術学会大会が、11月14日(土)に静岡で行われた。
 今回の中心テーマは「アクテイブラーニング」と「エビデンス」。
 しかし、多くの講座で「非認知能力」が話題になった。
 それほど、「非認知能力」の話題は避けては通れないのだ。
 アクテイブラーニングは主として「認知能力」だと思っていたので、これほど「非認知能力」が出てくるとは思っていなかった(すごく得した気分という意味です)。

 行きの新幹線で、久しぶりに『天才になる瞬間』(斎藤孝著 青春文庫)に目を通し、「情報の蓄積」についての記述が気になっていた。

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 自分の中に蓄積された情報を、自分なりに再編集し、他の人にはマネのできない自分だけのスタイルで“かたち”にする。その方法をつかんだときが“ブレイクスルー”の瞬間なのです。
 たとえば、天才音楽家のモーツアルト。彼は「自分の中から素晴らしい旋律が湧いてくる」と語っています。この言葉を額面通りにとらえれば、普通の人間の理解を超えた神がかり的な力のように感じるかもしれませんが、何もないところからメロデイが浮かんでくるはずがありません。モーツアルトの才能は、次のように説明することができるのです。
 まず、モーツアルトの頭の中には、彼以前の音楽家の作品が膨大な情報として蓄積されていた。そして、蓄積された情報を自由自在に操ることができた。その上で、自分なりのアレンジを加える作業を積み重ねていくうちに、独創性にあふれる作品が生まれてきた。(P19・20)
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 齋藤氏は、黒澤明監督の「悪魔のように細心に、天使のように大胆に」の中から、次の一節を引用し紹介している。

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 〈創造性というのは記憶ですね。自分の経験やいろいろなものを読んで記憶に残っていたものが足がかりになって、何かが創れるんで、無から創造できるはずがない>
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 浴びるほどの体験(情報の蓄積)・・・大量のインプット
 大量の「わ・き・お」(TOSSメモ)・大量のアウトプット

 インプットなしに、アウトプットはない。
 個人思考がないのに、話し合いのしようがないのと同じだ
 インプットなしに、アクテイブラーニングはないよなと午前の講座を聴いている間、ずっと気になっていた。

 そこで、午後の分科会Aで思い切って意見を述べたが、やや言葉足らずだった。
 真意は、こんな感じ。

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 今回定義された「アクテイブラーニング」の5つのステップには出てこないが、向山実践の大事なキーワードの1つに「情報の蓄積」がある。
 「みる」の授業や「かける」の授業を、アクテイブラーニングの好例とするならば、「集めるー整理するー分類する」という活動も、どこかに加えておく必要があるのではないか
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◆向山型アクテイブラーニングの5段階

1 問題を発見する
2 問題を追求する
3 討論する
4 異なった意見を認める
5 結果をまとめる

◆KJ法とも言える「かける」の授業の5段階

1.できるだけたくさんの用例を集める
2.不要な用例を省く。
3.同じものをまとめる。
4.意味を考える。
5.自分の考えを板書する。(図や絵を描く。)
6.最も悪い例を1つ選び、検討する(討論する)。


 さて、私が気にした「情報の蓄積」については、川原雅樹氏のレジメの「提案 社会科におけるアクテイブラーニング5段階」に含まれていた。

◆提案 社会科におけるアクテイブラーニング5段階

1 内部情報の蓄積
2 課題の発見
3 課題の追究
4 討論
5 まとめる

・・・自分のアクテイブラーニングイメージは、この川原氏の提案に近いということが、帰りの新幹線の中で判明した。

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