『シンプルに考える』その2 サッカー型の組織体
『シンプルに考える』森川亮著(ダイヤモンド社)の続き。
マネージメントのヒントについて。
森川氏は、野球型の管理ではなく、流動的なサッカー型の組織体制を主張する。
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◆監督はゲームをコントロールすることはできません。一瞬一瞬の判断は、すべて選手に委ねられているのです。ゲームの行方を左右するのは、選手一人ひとりの技術と、チームとしてのコンビネーション。つまり、彼らの間で良好なエコシステムが機能しているかどうか、なのです。
イノベーションを生み出すのは人間であって、システムではありません。
社員をシステマチックに管理しようとすればするほど、イノベーションから遠ざかってしまうのです。P37
◆僕の仕事は、彼らの邪魔をするものを取り除くこと。そして、何か必要なものがあれば用意すること。彼らの「熱」を守ることこそが、最大の使命なのです。P25
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・・・学級経営も同じだ。
学級の子どもたちが最大の力を発揮できるような環境設定・熱意の喚起に尽力することが、学級担任の仕事なのだと思う。
まさに、 「所・時・物」の原則だ。
「授業の腕をあげる原則」
第五条 所時物の原則
子どもに活動させるためには、場所と時間と物を与えよ。
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