グループ活動の注意点
「協働も万能ではない」という赤阪真二氏の教育ブログは、重要な指摘だった。
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/jichi/?id=20160136
◆協働はひとりで作業するよりも個人の能力が引き出され、生産性を上げると捉えられがちですが、の全く逆のことが起こり得るのも現実なのです。
「協働」というと分かりにくいので、「グループ活動」と置き換えてみる。
確かに、次の4つのリスクは、納得できる。
以下、私の文責で内容をまとめてみる。(原文は上記のブログを見てください)
① ただ乗り
自分の意見を言わずに、話し合った結果を手にしたり、答えだけ教えてもらったりする。
② 社会的抑止
周囲からどう思われるかを意識しすぎて意見を言わなかったり、人から受け入れられるような発言をして本音を言わなかったりすること
③ 思考の阻害
周囲が気になって、自分の思考が中断されたり阻害されたりすること
④ 同調圧力
周囲に合わせて行動してしまい、自由な発想や発言ができなくなること。
といったデメリットを踏まえてグループ学習を促す必要がある。
小グループになれば意見が言いやすいだろうからと言って、グループにしたところで
力の強い子が意見を言って、他の子がそれに従うだけなら何の意味もないのだ。
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