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May 01, 2016

「好きなことをやる効果」

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 「好きなことをやれ」
 「好きなことだけやればいい」
について、何度も書いてきた。
 今回読んだ「大人のための科学的勉強法」辻井一成著(日本実業出版社)も同じだった。


◆βエンドルフィンは、「楽しい」「好き」とか感じているとい、リラックスしているとき、あるいは前向きなことを考えている(プラス思考している)ときに分泌される。ということは、イヤイヤ勉強しているような状態ではβエンドルフィンは分泌されないから、海馬や前頭葉への作用もはたらかない。逆に勉強が好きな人は、βエンドルフィンの分泌が盛んだから、さらに意欲も高まってますます勉強が楽しくなり、結果的に試験の成績も上がっていくという好循環を生む。(P27)

◆「イヤイヤ」「嫌い」「マイナス思考」。こういう場合は、ノルアドレナリンが分泌されるので、結果的にβエンドルフィンが減少してしまう。イヤイヤ→βエンドルフィン低下→記憶力低下→ますましイヤになる・・という悪循環ができあがってしまうのだ。(P29)

◆食事や運動、学習をした後に快感(達成感)を感じる。そんな経験のある人も多いと思うが、これはA10神経が活性化したためである。A10神経は別名を「快感神経」といい、1982年にアメリカのオールズによって報告された。(P36)

◆A10神経は脳のいろいろな部位にはたらいて、記憶力をアップさせ、意欲を出させ、達成感を感じさせる。その結果、勉強効率がアップするわけだ。
 そして、このA10神経を活性化するのが、前述のβエンドルフィンなのである。(P39)

◆プラス思考をしているときは脳波がα波になっており、脳内ではβエンドルフィンが分泌されているのだ。前述のとおり、α波が出ているときには、勉強に対する集中力と記憶力がアップしており、βエンドルフィンが分泌されているときは勉強が快感だと感じているし、A10神経を介して海馬の記憶力をアップさせる。
 逆にマイナス思考のときは、脳波はβ波になっており、脳内ではノルアドレナリンが増加しているので、βエンドルフィンが低下している。そういう状態のときは、勉強の効率は下がるし、記憶力も低下している。(P51)

 α波・βエンドルフィンといった用語を使わなくていいので、シンプルに、子どもに教え込んでいきたい。

①好きなこと・楽しいことをやると効果が上がる。
②いつかは好きになる・きっと楽しくなる」と思い込んで取り組むとよい。
④イヤイヤやると、結局効果が上がらない。

 これまでに書いたブログより(8年も前に、まとめていたんだなあ)

November 26, 2008
◆健全な自尊感情の育成
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2008/11/post-2d7e.html

・・・「どうせ自分なんか」から「やればできる」への思考のチェンジ

November 26, 2008
◆褒める意義は、ドーパミンとセレトニンの分泌にあった
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2008/11/post-6bd1.html

November 27, 2008
◆ドーパミンの分泌が「強化学習」につながる
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2008/11/post-eb5b.html

・・・茂木氏の主張する「強化学習」(ドーパミン学習)のサイクル

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