ユニクロ柳井社長の「努力論」は、「失敗論」
ユニクロの柳井正社長
2012年の世界長者番付で推定資産100億米ドル、世界ランク88位で日本富豪ランク1位。
2013年は133億米ドルで世界66位、日本人1位。
2014年は179億米ドルで世界45位、日本人2位。
2015年は202億米ドルで世界ランク41位、日本人1位。
それでも、柳井社長は、「ユニクロも失敗ばかりだった」と言います。
NYデザイナーのデザインが合わなかった。
スポクロ・ファミクロを撤退した。
ロンドンに進出したが、一部撤退
創業当初は品質のクレームがあった。
フリースが売れ残った。
などなど。
柳井氏の本。「〇勝〇敗」というタイトルです。
10戦して、「何勝何敗」の人生だと言ってると思いますか?
1勝九敗 です。
でも柳井氏は落ち込みません。
失敗を受け入れ、失敗を生かす気持ちが大事なんですね。
「一勝九敗」の本の中には、たくさんのアドバイスがありました。
声に出して読んでみましょう。
◆致命的にならない限り、失敗はしてもいいと思っていました。
やってみないと分からない。行動してみる前に考えても無駄です。
行動して考えて修正すればいい。
◆失敗を恐れてはいけない。失敗にこそ成功の芽は潜んでいる。
◆そこで何回も失敗して、また懲りずに挑戦する。その繰り返しの中で経営者として育っていくんです。
◆十回新しいことを始めれば九回は失敗する。
◆競争相手と差をつけるには人と違ったことを考えるということですよね。そしてもっと重要なことはそれを実行するということなんですね。
99%の人は、自分で他の人と違うことを考えているつもり。でも考えられてない。で、1%の人も考えていてもそれを実行しない。それでは起業は上手くいかないと思います。
◆人生でいちばん悔いが残るのは、挑戦しなかったことです。新しい可能性に挑んで、失敗したことではありません。
◆行動してみる前に考えても無駄です。行動して修正すればいい。致命的にならない限り失敗してもいい。やってみないとわからない。
◆どれだけ良いアイデアがあっても、実行しなければ成功もしないし、失敗もしない。それは時間のムダでしかないでしょう。
◆スピードがない限り、商売をやって成功することはない。だから、失敗するのであれば、できるだけ早く失敗するほうがよい。
◆小さな失敗を積み重ねることによって、成功が見えてきます。
◆新しい事業は、そもそも失敗することが多いのである。やってみないと分からないことが多いからだ。
事業計画をきちっと作っても、ほとんどその通りに進まないことのほうが多い。
しかし、この失敗を生かすも殺すも経営姿勢次第である。
失敗は誰でも嫌なものだ。目の前につきつけられる結果から目を逸らし、あるいは蓋をして葬り去りたい気持ちにもなるだろう。
しかし、蓋をしたら最後、必ず同じ種類の失敗を繰り返すことになる。
失敗は単なる傷ではない。失敗には次につながる成功の目が潜んでいるものだ。したがって、実行しながら考えて、修正していけばよい。P73
なお、次のサイトも参考になります。
https://matome.naver.jp/odai/2137172601684705401
柳井社長に限らず、いろんな人の成功談・失敗談を調べたり、名言・格言を調べたりしてみるといいですね。
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