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January 22, 2017

脳科学の知見を知って、「正しい努力」をめざす

 日本人が英語が苦手であることについて、中野信子氏がインタビューで、語っている記事があった(少々古い記事だが)。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/111700052/1...nocnt

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(1)絶対音感のような聴覚的な音楽能力、精細な音の高低を聞き分けるという点では、欧米人よりアジア人の方が優れています。
ただ、音を聞き分ける能力が語学の学習能力に直結するかどうかは、まだ解明されていません。
 もし外国人の方が日本人より語学の学習能力が上回るとしたら、それは「失敗を恐れない」ということではないでしょうか。
4人の外国人を取材されて、「失敗しても恥ずかしいと思わない」、という共通点が見えたことは、その大きな裏付けにもなりますよね。日本人は、失敗に対する恐怖心や不安感が大きい民族なので、「間違った英語を話しては恥ずかしい」と思い、なかなか話さず、語学が上達しない。これはある意味、「脳科学的に仕方ないこと」といえます。

(2)脳内には「セロトニン」という神経伝達物質があって、これが十分にあると、安心感を覚え、やる気も出ます。
このセロトニンの量を調節しているのが、セロトニントランスポーターというたんぱく質。神経線維の末端から出たセロトニンを再び細胞内に取り込む役割を担っています。
この数が多いと、セロトニンをたくさん使い回せるので、気持ちが安定し、安心感が持てます。逆に少ないと不安傾向が高まります。
 日本人は、このセロトニントランスポーターの数が少ない人の割合が世界で一番多い。つまり世界一、不安になりやすい民族なんです。
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・・・教育再生実行会議も、日本人の自己肯定感の低さを指定しているが、その根本原因が「セレトニントランスポーター」の数なら、根性論のような対処療法では、簡単に克服できないのかもしれない。
 少なくとも、「世界一不安になりやすい民族」という指摘を受け入れた上で、セレトニンの分泌の少ない日本人に対しても、「失敗しても恥ずかしいと思わない」子が育つためには、どうすればよいかを検討しなければならない。

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