「不意打ち」の魅力
November 11, 2016 「偶有性」の概念 の続き。
過日、林修さんは、辞書は引くものでなく、いろいろ眺めるもの、一語一語調べる電子辞書ではそれができない、とテレビで話していた(文責は私)。
書店で本を買う楽しさも、ついでにいろんな本を見ることにある。ネットで指名買いすると、余分な情報が入ってこないデメリットがあったが、最近のアマゾンが関連書籍が出るから、書店でたまたま見かける書籍の情報量よりもすごいかも。
レンタルビデオのサービスがあっても、テレビでは映画を放映する。借りてまで見たくないけど、放映されるなら見るか、といった心境だが、何となく見ていて意外に面白くて得したと思うこともある。
昨日2月3日(金)の中日新聞夕刊に、「『不意打ち』の魅力」という小見出しの文章があった。
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ネットが普及し、それぞれが好きな曲をダウンロードして聴ける時代だが、恩蔵氏は「純粋な音楽の楽しみ方としては、それでいいのかもしれないけど、ラジオだと不意打ち的に素晴らしい曲が流れることがあるでしょ。『こんないい曲があったのか」「昔、彼女に振られたときに聴いたな』と、予想外の感動に出合える」と話す。
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いわゆる「偶有性」。
人には安定を好む気持ちとハプニングやサプライズを好む気持ちがある。
刺激のない毎日は安定するが、退屈になる。
予想外の出来事は不安を生じさせるが、その不安がまた日々の楽しさになる。
「不意打ち」の魅力に出会うためには、マンネリの生活から一歩踏み出さないといけない。いつもと違う店に行ってみる。知らないことをやってみる・・・。
踏み出す勇気・自分を変える勇気なんて大袈裟なことではない。
ちょっとした行動の変化、ちょっとした心のありよう次第なのである。
さて、職員室でのちょっとした雑談・
「脳は『安定』も好きだけど、『不安定』も好きなんだって。だから、いつも同じことやっていると「安定」はするけど、飽きてきて、ハプニングやサプライズが欲しくなるんだそうです。いつも同じことばかりしていると、老化が早まりますよ。 人生にはドキドキやワクワクが大事なんですよ。」
「そうか、私は『安定』志向なんだ~」
「自分の心地よいゾーンを『コンフォートゾーン』っていうんだけど、別名は『ぬるま湯」です。快適なゾーンは、「楽」なんですよ。 でも楽ばかりしていると、人間ダメになりますよ」
「そうか、もっと刺激を与えないといけないな~」
「何でも楽をしちゃあダメだね~」
子供たちにも、このようにストンと納得させたいな~。
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