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June 17, 2017

学問は「難しい」と「面白い」が両立する世界

 本日6月17日の中日新聞朝刊に「日本の科学、今ここにある危機」という特集記事が掲載された。今ならwebで全文見られる。

http://chuplus.jp/paper/article/detail.php?comment_id=466655&comment_sub_id=0&category_id=562&from=news&category_list=562&genre=special


 特に、薬学博士で作家の瀬名秀明氏のインタビュー記事に注目した。
 瀬名氏の「パラサイト・イブ」や「BRAIN VALLEY」は衝撃的で、「BRAIN~」は、後に科学者の解説本が出たほどだ。

◆「熱中する心」育てて 作家・瀬名秀明さん

 子どもが科学に興味を持たなくなっている、日本の科学は危機的状況ではないかという声があります。でも、それは科学に限った話なのでしょうか。活字や本離れを憂える声だってあります。科学に興味が持てない人は小説にもスポーツにも興味を持てないかもしれない。僕が感じるのは、何かに面白がって食いつく、関心を持つことが、世の中全体で薄らいでいるのではないかということです。
 これは印象ですが、背景にはネットの影響があると思います。たとえばネットでニュースが流れるとパーッと読み、すぐに感想を書き込む文化がある。刹那的な反応なので感情的になりやすいし、別の視点で調べる、自分の言葉で書くなどの作業が省かれがちです。
 実際、その場では何かいいことを言った気になっても、翌週には忘れるでしょう。本当に興味があれば、何週間も何カ月もその問題を考え続けるはずなのに。こうしたネットの刹那的な側面を克服して、熟考が可能なネット空間を発明できたら、本当に素晴らしいと思います。
 「学問をする」というのは、「考え続ける」ことです。最近では「難しいこと=悪いこと」とみなされがちですが、学問は「難しい」と「面白い」が両立する世界です。何かに熱中すると、必ず別の分野への関心へとつながっていきます。一流の科学者は必ず、自分の専門分野にとどまらない、広い視野と好奇心を持っています。

・・・最後の段落は実に奥が深い。
 「難しい」から「面白い」のであり、「難しくて面白い」から、考え続けられる。
 難しさと面白さが、努力を持続するモチベーションになることを子供たちに伝えていきたい。

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