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July 23, 2017

バックワード・チェイニング

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「日本で最も人材を育成する会社のテキスト」酒井穣著 光文社新書

 行動をゴールから始めて、少しずつスタートまでさかのぼっていく方法を「バックワード・チェイニング」と呼ぶそうだ。

◆スタートから1つずつ行程を踏む「フォワード・チェイニング」は、ハードルが多く、ゴールが遠く、成功体験が得られにくい。「新人は途中で挫折し、失意のうちに会社を去ってしまうかもしれません。(P129)
 
◆バックワード・チェイニングのポイントは、つねに「最後までやり抜いた」という充実感をともなって育成対象となる人材の経験をクローズできることです。(中略)
バックワード・チェイニングは「つねにゴールのテープを切る」という成功体験を積ませつつ、徐々に難易度を高めていく経験のデザイン手法です (P130~131)


(1)赤鉛筆でなぞらせて、最後だけは自分にやらせるノート指導。
(2)最後の場面を取り出す応援団や呼びかけの最初の指導。、

といった向山実践が思い浮かぶ。
 わがサークルの岩本先生が「巻き戻しスモールステップ」を提案したが、これも同じ原理だ。

 行動を細分化すればするほど、ゴールが遠くなってしまう。
 1つ1つのステップは容易になっても、ステップの数が多すぎれば子どもは飽きてしまう。ゴールが「お預け状態」になってしまうからだ。
 まずはゴールを体感することで、見通しが立ち、ヤル気が促される。
 「バックワード・チェイニング」なんて言葉は今日まで知らなかったが、向山型の指導は実に理に適っていたのだ。

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