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April 30, 2018

「努力」の名言の連想ゲーム

(1)「2倍も3倍もがんばれない」


 先日のブログで書いたに書いたイチローの言葉。
 そのダイアリーで、ノーベル化学賞の田中耕一さんの次の言葉も書いた。

(2)「120%まで積み上げる」

 これで思い出したのが、城山三郎(新潮文庫)の次のタイトル。

(3)『少しだけ、無理をして生きる』

 この「少しだけ無理をして~」は、作家の先輩である伊藤整がくれた忠告に由来する。

◆「あなたはこれから先、プロの作家としてやっていくのだから、いつも自分を少しだけ無理な状態の中に置くようにしなさい」

◆ぼんやり待っていたら何かがパッとひらめいた、じゃなくて、インスピレーションは自分で作り出すものだ。
だから、インスピレーションを生み出すように絶えず努力しなくてはならない(p85)。

とも書いている。

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 少しだけ無理をしてみる・・・これは作家に限らず、あらゆる仕事に通用するテーゼではないでしょうか。
 自分を壊すほどの激しい無理をするのではなく、少しだけ無理をして生きることで、やがて大きな実りをもたらしてくれる。知らず知らずのうちに、元の自分では考えられないほど、遠くまで行けるかもしれない。
(中略)自分がいる箱の中に安住してしまってはダメで、自分がその中にいる箱から出ていこうと、チャレンジし続けなければならない。むろん、チャレンジしたところで、作家がすぐいい作品を書けるわけじゃありません。あるいは、いい製品が作れる、いい技術が見つかるわけじゃない。けれども、チャレンジしないでいると、いつまでも箱の中にいることになる。作家として、あるいは職業人として、伸びない。先行きがない。前掲書P87
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・・・「少しだけ無理をする」は、「リスクをとる」であり「チャレンジする」であり「安住するな」である。

 「リスクをとる」で思い出したのが、PRESIDENT 2017年12月18日号で、茂木健一郎氏と「ひふみん」こと将棋の加藤一二三氏の対談の中で紹介した名言。


(4)「リスクが高い手」でないと逆転されてしまう

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 さまざまな「名言」が飛び出したひふみんとの対談だったが、私が一番「凄い」と思ったのは、次の一言である。

「将棋においては、最もいい手は、リスクが高い手なのです」

 ひふみんによると、将棋は本当にぎりぎりのところでのせめぎ合いで、リスクを取らないと局面が打開できないし、勝利することもできない。だから、リスクを取り続けることが大切だというのである。
 自分が有利だからといって、リスクを恐れて「守り」に入ると、いつの間にか盛り返されて逆転されてしまうこともあるのだという。

「だから、勇気を持って、常にリスクが高いけれども最善の手を指し続ける必要があるのです」

http://president.jp/articles/-/24317?page=2
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・・・じっとしていてはチャンスは訪れないということで、思い出したのが、英語のことわざ

(5) "A rolling stone gathers no moss"
   (転がる石に苔むさず)」

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 アメリカでは、日本で言われる「流れる水は腐らず」という意味に近くて、転がる石には苔がつかないので、いつまでも新鮮で変化に富んでいるというような、プラスのイメージで捉えています。
これはドンドン積極的に変化して、それにより良いものに変えてゆく考え方です。
 苔も汚く、いいものとは思っていないので、転がる石には苔が生えない、すなわちいつも活動的にやっていれば変なことは起こらないということです。アメリカでは、変化すること、動くこと、活動的なこと、新しいことに価値を見い出す傾向にあり、イギリスや日本のようにじっと動かないで、耐えて待つのは重要視されないようです。仕事においても、できる人ほど会社を変わり、住所も変わり、次々と新しいことに挑戦し、その都度給料も上がるという図式が成功者(アメリカン・ドリーム)です。日本では、いい会社に入って、一生そこで働くのが良いの考え方があります。

 http://jack8.at.webry.info/201208/article_2.html。
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 そうか、確かに「待ては海路の日和あり」「果報は寝て待て」のように、あえて動かないことを勧める格言もあり得る。
 しかし、チャレンジ精神・フロンテイア精神の旺盛なアメリカ的発想では、リスクをとる生き方が推奨されるようだ。

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April 10, 2018

大谷翔平は「運」も鍛えた!

Ootani


 大谷翔平選手が、大活躍ですごいことになっている。
 メジャーリーグに移籍してシーズンに入ったらすぐに投手で一勝、打者で三試合連続ホームラン。
 特集番組で、大谷選手が高校時代に書いたプランを紹介していたが、これは昨年の教材研究でも取り扱ったたので、自分にとっては馴染み深い表だった(写真は自分が再現した資料。

 私自身、「運」の書き込みが印象に残っていたが、特集番組でも、この「運」の目標を取り上げていた。

◆①あいさつ②ゴミ拾い ③部屋そうじ ⑤道具を大切に使う
⑥審判さんへの態度⑦プラス思考 ⑧応援される人になる
⑨本を読む◆


 総じて言うと「信頼されるような行動を取る」とでもなろうか。
 
 「運」についていろいろ調べてみたデータが残っている。

A クランボルツ教授「偶然を将来に生かす心がけ」

①「好奇心」 ―― たえず新しい学習の機会を模索し続けること
②「持続性」 ―― 失敗に屈せず、努力し続けること
③「楽観性」 ―― 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
④「柔軟性」 ―― こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
⑤「冒険心」 ―― 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

(参考:『その幸運は偶然ではないんです!』ジョン・D・クランボルツ、A.S.レヴィン著 ダイヤモンド社 2005)
https://doda.jp/careercompass/compassnews/20150316-12000....

B リチャード・ワイズマン博士の「運のいい人の法則 (角川文庫)」

① チャンスをのがさない。
② 自分を信じて決断する
③ 希望を持ち続ける。
④ 不運を幸運に変える。


C 横山新治「『運がよくなる人』と『運が悪くなる人』の習慣」 
① 意図的に笑う。
② 自分の責任と捉える。
③ あまり悩まない。
④ 自分で決める。
⑤ 冒険する。
⑥ 運が良いと思う。

D ビッグファイブ
① 開放性
② 誠実性
③ 外向性
④ 調和性
⑤ 安定性


中野信子「科学がつきとめた『運のいい人』」

① 具体的な目的をもつ
② 今の自分を生かす 
③ あきらめない
④ あえてリスクのある道を選ぶ
⑤ 積極的に運のいい人とかかわる
⑥ 他人のよさを素直にほめる・・・・

 運がいい人は、運がよくなるような努力を続けたのだと思う。
 その努力には「他者から助けがもらえるような自分になる努力」
も含まれる。
  また、「運がいい」と思う人は「運がいい」のだと思う。
つまり、自分の運を信じて、チャレンジしたものだけに運が巡ってくるのだ。
Big5


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