仮説思考で仕事の速度と精度を向上
Associe2018年8月号、赤羽雄二氏の連載「最速で成果を出す時短術」(P101/102)
仮説思考と仕事の時短術が、どうつながるのかを気にしながら読んだ。
なるほど!
ここは引用でなく、自分の言葉で書きますね(時短のため)。
簡単に言えば「石橋を叩いて渡る」という完璧主義では、調査や検証や結論までに時間がかかり過ぎる。
だから、およその目安をつけて、いけると思ったら「見切り発車」する思い切りのよさが必要である。動き出してから、その都度、速やかに修正をすればよいのだ。
むろん、仮説だから間違いを犯すこともある。だからこそ、見当違いな仮説にならないように、日頃から情報収集をして思考トレーニングをすることが大事になる。
最後だけは、正しく引用します。
◆常に「自分はこう考える」と仮説を持って動き、走りながら検証・修正するように習慣づければ、あなたの仕事のスピードは格段に向上していきます。
「自分はこう考える」「自分だったらこうするに違いない」という仮説は、つまりはシュミレーションだ。
当事者意識の喚起でもある。いつも問題意識を持って生活しているとも言える。
やってみなきゃあ分からないなら、やってみるしかない。 そこで迷っていたら、タイミングを逸してしまう。運命の女神さまは逃げてしまう。
「見切り発車・当たって砕けろ」と言うと、無鉄砲なマイナスイメージが強すぎるけど、「仮説思考で仕事の速度と精度を向上」と考えれば、勇気をもって踏み出せるかもしれない。
先のダイアリーでも書いたが、ここでも、「仮説思考」は、「論理の力」ではなく、「論理の無力」というのがよく分かる。
論理的な正しさだけを優先すると、おそらく失敗の可能性がゼロに近づくまでまで人は踏み出せないだろう。
人は勝負をかけるとき、論理ではなく、感性で判断するものだ。
あてずっぽうの感性か、経験に裏打ちされた精度の高い感性かの違いは、むろんあるが、迷っているばかりでは、チャンスは回ってこない。
「宝くじを買わない人は、絶対に当たらない」と言う。
宝くじを買うのは、確率から考えると、非論理的な行動かもしれない。
でも、その非論理性にためらっていたら、当たるチャンスは巡ってこないのだ。
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