不測の状態を想定する
夏休みに名古屋市教育センターで講演会があった。
講師は西成活裕氏。
テーマは「仕事の渋滞、解消の法則 西成流、仕事の効率をあげるコツ」。
渋滞学でテレビで見たことのある方だった。
車の渋滞と仕事の停滞は同じだと言う。
車間距離を詰め過ぎると何かのアクシデントの際にあっというまに渋滞が発生する。車間距離に余裕があるとアクシデントが吸収されるので渋滞が起こりにくい。
仕事も余裕なく取り組んでいると、急に何か入ったときにたちどころに停滞が起こる。
だから日頃から不測の状態を想定して7割くらいで余力を残して取り組んでおくとよいとのことだった。
「思い通りが強いとストレスになる」という以前聞いたスクールカウンセラーの方の話と重なるものがあった。
経験を重ねるほど、想定外に強くなれそうなものだが、ひょっとすると、周りが気を使ってくれるので、自分の思い通りに行くことが多くて、感覚が麻痺しているかもしれない。
歳を重なるほど、裸の王様になりやすいので、いつも謙虚さを忘れずにいたい。
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