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December 16, 2018

一歩踏み出す勇気を育てる学級づくり~ファーストペンギン~

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 「ファーストペンギン」という言葉はについては、数年前のNHKの朝ドラで言葉は知っていた。群れの中で先陣を切って飛び込む勇気あるペンギンのことだ。

 「創造する脳」(茂木健一郎)PHPの一説に「ファーストペンギン」の詳しい説明がある。非常に感銘深い文章だった。

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(前略)何時までも飛び込まずにためらっているわけにはいかない。いつかは危険を冒してでも海の中に飛び込まなければ、餌をとれずに死んでしまう。餌がとれるか、それとも食われてしまうのか、避けることのできない不確実性の名の下で、いつかは決断を下し、飛び込む・・海の中に真っ先に飛び込む「最初のペンギン」がいるからこそ、全体にとっての事態が切り開かれるのである。
 英語圏では「最初のペンギン(first penguin)と言えば、勇気を持って新しいことにチャレンジする人のことを指す。そのような概念、それを表現する言葉があるということは、それだけ、不確実な状況下で勇気をもって決断する人が賞賛される文化があることを示している。
 未来を見渡せないままに不確実性の海に飛び込むと言うのは、創造性の発揮において、人間がまさに行っていることである。創造的な人間は、不確実な状況下で海に飛び込むという「決断」を下すペンギンと、生物の進化の歴史を通してつながっている。不確実性に直面し、それを乗り越えるための脳の感情のシステムの働きを通してつながっているのである。(中略)
 今日の昼食を何にするかというような小さな問題から、人生を左右するような大きな問題まで、私たちが人生で直面する殆どの問題は、確実な答えがわからない不確実なものである。そのような場面で確実な答えだけを求めていたら、かえって判断を誤る。たとえ確実なことは判らなくても、自分の直感を信じて行動することで道は開ける。
 もちろん、その結果、失敗したり、痛い思いをするかもしれない。しかし、それこの世界に生きている以上仕方がないことである。人間だけでなく、生物は皆不確実な世界の中で生きている。不確実さを徒に避けたり、確実な正解があるはずだと思いこむことの方が、よほど危険である。肉食獣が闊歩しているからといって、何時までも洞窟に隠れていては飢え死にしてしまう。P89/90
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 人と違っても堂々と行動できる強さ。
 向山学級で言えば、

◆一匹狼のたくましさ
◆千万人といえどもわれ行かん

の精神だ。

  創造力を伸ばす教育というのは、

◆何を言っても許容される学級、
◆人と異なる意見が褒められる学級

でないとうまくいかない。

 これからは創造力が必要だというなら、「どう授業するか」「どんな学級経営をするか」 まで考えないと絵に描いた餅で終わってしまう。

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