ゼロから新しい価値観を生み出すこと
先のブログで、アメリカと違って小さなイノベーションが日本には合っていると書いた。
気になって確かめたら、「ゼロから新しい価値を生み出す人が成功者」を後押しする書がもう1冊出てきた。
「ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち」ピョートル・フェリクス・グジバチ(大和書房)
グーグル流の仕事術の話題であり、シリコンバレーの話題だから、やはり「ZERO TO ONE」側の発想だ。。
氏は、かつての三公社五現業のような国が主導する企業・天下り先になっているような企業は危機に瀕していると述べている。1を10にする仕事・既存の仕事を発展させる従来の日本流のビジネスだけでは立ち行かないと言う。「何度も言いますが、要はゼロから1を作るのです」と。
ところで、ピョートル氏は、ビジネスパーソンを5つの層に分類している。
①変革層
(社会に魔法をかけ、変革を起こす影響力を実際に持っている)
②実践層
(「こうしたら変わるかな」 「やっぱりこうしよう」という実験と
工夫をくり返し実践している)
③変えたい層
(「変えなきゃ」 「どうしたら変われるのかな?」と思いつつも実行力と勇気が足りない)
④気づいた層
(「このままじゃダメだ」 「でもグーグルみたいにはなれないし」
などと、課題を自覚しつつも、半ばあきらめていて行動力も低い)
⑤ゆでガエル層
(現状で満足していて、変化の必要性に気がついていない)
「このままじゃだめだ」とこぼすだけでは下から2番目のレベルでしかない。
「ゼロから作らなくてもいいじゃん」「小さなイノベーションでいいじゃん」では、ゆでガエルになってしまうと覚悟すべきなのかもしれない。
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