NHK「こどものための哲学」
深く思考させる発問が、極めて「哲学的」であることを書いたのが2月。
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2019/02/post-1560.html
続けて「ビジネス書より古代の哲学書」というタイトルで哲学の大事さを書いた。
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2019/02/post-123d.html
その前から、ロジック、ロジカルの原点は古代のギリシャ哲学のロゴスだという意識はあった。
さて、NHK教育の番組表を見ていて「こどものための哲学」があることを恥ずかしながら最近知った。
http://www.nhk.or.jp/sougou/q/
「哲学って何?」と悩んでしまうが、この番組では、要するに「思考法」であり、「思考の型」を教えているようだ。
Qワード おぼえ歌「きみの疑問を掘り下げてみよう」という歌まである。
その歌詞にエッセンスが詰まっている。
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なんで? 理由をさぐってみる
ほかの考えは? いろんな考えを出してみる
反対は? あえて逆(ぎゃく)で考える
もし~だったら? 仮説(かせつ)を立ててみる
そもそも? 前提(ぜんてい)からうたがってみる
立場をかえたら? だれかの気持ちになってみる
たとえば? 具体的(ぐたいてき)にあげてみる
くらべると? ちがいはどこかさぐってみる
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番組は、このQワードを中心に構成されている。
え、これ、まさに国語科で取り組んでみたい・習得させてみたい課題ではないかと思う。
NHKの案内には、次のようにある。
◆思考力と対話力を育む15分の人形劇
◆対話力を深める魔法の質問Qワード
◆問答を繰り返す事で、自分の中にある答えを見つける
◆対話劇を見ることで、正解のない問いについて、どのように考えを深めていけばいいのかが分かります。
昨年は高校生対象の「ロンリの力」を全部視聴したが、この番組もしっかり視聴してみようと思う。
http://take-t.cocolog-nifty.com/kasugai/2018/08/nhk-462c.html
そして、しっかり哲学について学び直してみよう。
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