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April 28, 2019

「脳に悪い7つの習慣」

 林成之氏の著書(幻冬舎)。今見ているのは図解版。コンパクトにまとめられて参照しやすい。
 林氏の著書を先のダイアリーで書いた「アズイフの法則」と重ねて読み返してみると、同じことかと思える部分が多い。

◆(「嫌だ」「無理だ」「疲れた」など)否定的な言葉を聞くとA10神経群がそれに反応し、情報にマイナスのレッテルをはってしまう

◆A10神経群に感動をつかさどる「尾状核」があり、(「すごいな」「おもしそう」などの感動で)気持ちを動かすことができると、判断力と理解力が高まる

◆A10神経群のなかの「尾状核」は表情をつかさどっており、顔の表情筋とつながっています。努力してでも笑顔をつくると否定的な感情が生まれにくく、結果的に脳の力を発揮することにつながる

という脳のメカニズムのために

○「嫌い」というレッテルをはられた情報は脳が働きにくくなる。
○理解力や思考力、記憶力を高めるのは「好きになる力」が重要。
○」好奇心がもてないと、脳の機能もしっかり働かなくなってしまう
○最初から「きっと好感がもてるだろう」と考えて話を聞くことが、脳にとっていい結果をもたらす。

ということになる。

 「好きだ」と思うから、思考したくなるし記憶が進む。
 「好きだ。楽しい」と思って取り組まないとやる気のスイッチが入らない。
 第一印象の「好き」「嫌い」の差は大きいから、最初のプラスイメージがとても重要なのだということがよく分かる。

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