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August 31, 2019

21世紀型のキーワード

先日、動員で県の教育講演会に行った。

講師は都留文科大特任教授の石田勝紀氏。教育デザインラボ代表の肩書きもある。東洋経済オンラインで「ぐんぐん伸びる子は何が違うのか」の連載を担当しているそうだ。

(1)
印象的だったのは、20世紀型キーワードと21世紀型キーワードの対比

論理ーー感性、発想力
ピラミッド型組織ーーネットワーク型組織、コミュニティ
気合、根性、努力ーークリエイティブ、楽しい、ワクワク感
偏差値型ーー価値型

21世紀型は、「ゆるい、面白い」といったキーワードも含まれる。
これは働き方改革でも強調されているが、好きなことをやるのが一番ストレスがないし、成果も上がる。気合、根性、上意下達では生産性も上がらないし、クリエイティブな仕事はできないのだ。

(2)
ウインドウズ95では、最新版のワードエクセルは動かない。
OSのスペック十分でないと、ソフトがうまく動かない。
つまり、頭の素地をきちんと作っておかないと、国語算数といった各教科の授業内容はうまく処理できない。その点では東大生は頭のスペックが違う。
頭の素地をつくるのは、
いつも「なぜ」と問いかけ、「どう思うか」を主体的に判断すること。
そして「要するにlと一段高く抽象化したり、「例えば」で一段低く具体化したりすること。

算数の計算問題が10問あるとき、低い子は違いにばかり目がいくから10問全部にエネルギーを注ぐ。一方学力の高い子は「〇〇の違いはあるけど、△△という点では同じ」と一段高い抽象度で問題を括ることができる から10問のエネルギーがいらない。

「違いしか見えない人は抽象度が低い」という指摘にナルホドと思った。

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