21世紀型のキーワード
先日、動員で県の教育講演会に行った。
講師は都留文科大特任教授の石田勝紀氏。教育デザインラボ代表の肩書きもある。東洋経済オンラインで「ぐんぐん伸びる子は何が違うのか」の連載を担当しているそうだ。
(1)
印象的だったのは、20世紀型キーワードと21世紀型キーワードの対比
論理ーー感性、発想力
ピラミッド型組織ーーネットワーク型組織、コミュニティ
気合、根性、努力ーークリエイティブ、楽しい、ワクワク感
偏差値型ーー価値型
21世紀型は、「ゆるい、面白い」といったキーワードも含まれる。
これは働き方改革でも強調されているが、好きなことをやるのが一番ストレスがないし、成果も上がる。気合、根性、上意下達では生産性も上がらないし、クリエイティブな仕事はできないのだ。
(2)
ウインドウズ95では、最新版のワードエクセルは動かない。
OSのスペック十分でないと、ソフトがうまく動かない。
つまり、頭の素地をきちんと作っておかないと、国語算数といった各教科の授業内容はうまく処理できない。その点では東大生は頭のスペックが違う。
頭の素地をつくるのは、
いつも「なぜ」と問いかけ、「どう思うか」を主体的に判断すること。
そして「要するにlと一段高く抽象化したり、「例えば」で一段低く具体化したりすること。
算数の計算問題が10問あるとき、低い子は違いにばかり目がいくから10問全部にエネルギーを注ぐ。一方学力の高い子は「〇〇の違いはあるけど、△△という点では同じ」と一段高い抽象度で問題を括ることができる から10問のエネルギーがいらない。
「違いしか見えない人は抽象度が低い」という指摘にナルホドと思った。
「教育」カテゴリの記事
- 人々が画一化しないために(2024.09.08)
- 「原爆裁判」については、ほとんど知りませんでした!(2024.09.06)
- パラリンピックの理念(2024.09.02)
- 先生が子離れしないと、子どもは自立できない。(2024.09.02)
- 防災教育の2つの方向(2024.09.02)
Comments