愛情を伝える方法〜竹内成彦氏の講演〜
中学校ブロックの健全育成の講演会があった。講師は心理カウンセラーの竹内成彦氏。お話の中心は「子育て」。
初めて話を聴く方だったが、とても良い講演で、90分しっかり聞き入った。他の校長も良かったと言っていた。
中でも印象的だったのが、他者(子供)への愛情表現。
よく「自分のしてほしいことを相手にせよ」と言われるが、竹内氏はこれはダメだと言う。
①相手に話に耳を傾ける
②暖かい言葉をかける
③一緒に時間を過ごす
④気持ちのいいスキンシップ
⑤相手の喜ぶような行動
⑥プレゼント
自分のしてほしいことと、その人のしてもらいたいことは違う。
自分が一番してほしいからと言って、それをして相手が喜ぶとは限らないのだと。
竹内先生はカウンセラーだから、奥さんの話をじっくり聞いてあげている。それが一番良いのだと思っていた。
でも、奥さんに直接聞くと、奥さんの望みは「何かしてくれること」例えば家事だと言う。さらに奥さんは、「主婦はみんなそうだ、間違いない」と断言する。
でも、嫁いだ長女に聞いたら、「一緒に時間を過ごすこと」
嫁いだ次女に聞いたら、「プレゼント」。相手が自分のために時間を割いて何か選んでくれることがうれしいのだとか。
まさに「人の心は分からない」ということだ。
自分の当たり前に頼ってはいけないということだ。
相手のためにと思って尽くし、報われないからと腹を立てるのが実に無意味なのことかがわかる。
だから、「一度何が一番うれしいかきちんと尋ねてみましょう」と言われた。そう言われても、なかなか家族で直接聞くのは照れくさいので、聞かないが、とりあえずは、自分の常識は疑ってみようと思うし、ふだん全くやらないアプローチも必要かなと思う。
いや、よく考えたら、妻は「あなたからは、どれ1つもしてもらっていない」と感じているかもしれない。
まず、はじめの一歩からやり直しだな。
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