2月16日(日)椿原正和先生の春日井講演会について
日頃から懇意にしていただいている熊本の椿原正和先生を春日井市にお招きする事になりました。
2月16日(日)14:00〜16:00
春日井市総合体育館会議室です。
翌週、東北大学で行われる椿原先生の情報リテラシー講座は1日で満席となりました。
この機会にたくさんの先生方にご参加いただければ幸いです。どうぞ、お知り合いの先生をお誘いください。よろしくお願いします。
SENSEIポータルhttps://senseiportal.com/events/56014
椿原正和先生は、今年度で教職を退職し、教育アドバイザーとして全国各地を回ることになりました。すでに100校の校内研修の講師依頼が来ています。
昨年末は、PISA2018の結果(読解力低下の話題)と、大学入試共通テストの記述式問題の見送りで教育界が揺れました。
グローバル化の進展や産業構造の転換により、「思考力・判断力・表現力」が喫緊の課題であると言われながら、記述式問題は見送りとなりました。
しかし、「記述式は答えが多様なので採点が大変で、バラツキが生じる」という受験生や保護者の不安は誤解です。記述式問題は、与えられた情報と条件をきちんと読み取れば一定の解答ができます。模範解答と自分の解答を比較して自己採点することも決して難しくありません。
椿原先生は、昨年12月に行われた日本教育技術学会(京都大学大会)で5年生の子どもたちに学テB問題を授業しましたが、どの子の答えもほとんど同じになりました。昨年10月には八王子東高校の2年生相手に大学入試共通テストのプレ問題を授業しましたが、どの生徒の答えもほとんど同じになりました。
与えられた条件に合わせて、情報を読み取り、正しく再構成することが記述式問題で問われている能力です。中教審委員の堀田龍也教授は「基盤的学力」という言葉を使っていますが、これも同じです。
Society5.0 に向けた教育内容・学習方法おける深い学びを実現すること
③【 基盤的学力】 Web等からの情報を適切に取り出すために必要な読解力,多くの情報を比較したり整理したりできる思考スキルの育成
2月16日(日)の椿原先生には、大学入試共通テストのプレ問題に触れていただきながら、どの教科でも使える汎用的読解力の指導法についてお話しいただく予定です。
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