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January 01, 2020

日本教育技術学会での衝撃

12月21日、日本教育技術学会京都大学大会でとても話題になったのが、OECD 生徒の学習到達度調査の中の「生徒の学校、学校外におけるICT利用」の報告書でした。
http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/06_supple.pdf

日本の学校でのICT活用が国際ランキングで極めて低いことを示すグラフがズラリと続きます。これでもかと続きます。
子供が自宅で学習として活用する度合いが最下位レベルであることも示されます。
ところが後半部。子供の1人ゲーム利用、チャット利用が国際ランキング第1位。
ネット環境、ICT環境が整っていないわけではないのに、勉学や能力開発に活用する政策も遅れているし、子供自身の意識も低い。
ICTはエンタメ利用にしか使われていない。
マスメディアが特段取り上げなかったからと気にも留めなかったことを反省しています。
何ページにも渡る報告書ですが、決して読み取れないほどむずかしいわけではありません。

自分自身のPISA型読解力を、まず糾弾せねばという思いでした。

①第一次情報を正確に取り出す。
②書かれた情報の意味を解釈し、推論する。
③テキストと熟考、評価し、知識、考え方、経験と結びつける。

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