« January 2020 | Main | March 2020 »

February 24, 2020

日常では、リテラシー能力が求められている!

発熱の対処、マスクの必要性、民間の健康療法、サプリメントなどなど。

これらは、つくづく「情報リテラシー」だと思った。

薬の服用については、真逆な見解や極端な見解が平然と出回っている。

そんな薬はいらないとか、そんな治療は危険だとか。


例えば「文藝春秋」3月号の特集記事。
【特集】「ニセ科学」医療に騙されるな
本庶 佑 「『免疫療法』の正しい理解のために」
超高額「がん免疫療法」戦慄の実態 岩澤倫彦
ネットの医療情報にご用心<血液クレンジングだけじゃない> 朽木誠一郎
子宮頸がんワクチンは薬害ではない 吉村泰典
<外科医が教える>漢方薬はもっと有効に使える 新見正則
安直な「睡眠薬」使用が“廃人”をつくる 辰濃哲郎/坂口 直

インフルエンザの予防にマスクは効くとか効かないのか、人によってまちまち。
インフルエンザの予防接種は効果があるとかないとか、これも人によってまちまち。

少しでも効果があるなら、念のためやっておこうかと思う。
でも、効果がない方法なら、一喜一憂するのは、すごく無駄だ。

マスクが品切れで困っているが、本当に困る必要があるのかないのか。

どうして生死に関わる大事な問題なのに、真逆の見解が出回るのか。
フェイクニュースと同じように、薬のデマはきちんと取り締まってほしいと思う。

マスクが効くという人もいれば、効かないという人もいる。
手洗いが効くという人もいれば、効かないという人もいる。

というように賛否両論が多い中、これは間違いなく「効く」というものがある。
栄養を摂る、睡眠をとる・・・つまり、自然治癒力を高めることだ。
薬には副作用の心配があるが、自然治癒力に副作用はない。
自然治癒力を高めるための様々な方法を知り、必要以上に薬を使わないようにすることが大事だ。

テレビで感染症の専門家が言っていた。

「カギは免疫力」

◆どう免疫力をつけるか、
◆どうすると免疫力が落ちるのか
◆そもそもの免疫力のメカニズム

をしっかり勉強したい。

と同時に、病気や健康に関する間違ったニュースに惑わされないリテラシー能力を身に付けたい。

| | Comments (0)

「PISA型読解力は何を示唆するか」

「PISA型読解力は何を示唆するか」は、「現代教育科学」2006年9月号の特集テーマ。
最初のPISAショックが起きて、文科省の「読解力向上に関する指導資料」が出たことを受けた特集であった。
2019年末は、14年前と同じ議論をグルグルしているのだろうか。
ここまでの情報を整理してみる。

(1)2005年12月文部科学省より出された「読解力向上プログラム。「はじめに」で次のように書いてある。

◆なお、PISA調査の「読解力」とは、「Reading Literacy」の訳であるが、わが国の国語教育等で従来用いられてきた「読解」ないしは「読解力」という語の意味するところとは大きく異なるので、本プログラムでは単に「読解力」とはせずに、あえてPISA型「読解力」と表記することとした。
①数学的リテラシー
②科学的リテラシー 
③読解力リテラシー
であるべきところを、「読解力」としてしまった。
本来「Reading Literacy」と書くべきところを「PISA型読解力」と表記したと言いながら、冊子のタイトルは「読解力向上プログラム」。
ここに初動のミスがあると思う。
2019年になってもマスコミは「PISA型読解力」と書かずに、「読解力」と表記して騒ぐ。
問うているのは「Reading Literacy」なのだという前提が共有されない。
「PISA型」という注釈をつけても、いつしか「読解力」に置き換わってしまう。
◆リテラシーとは、特定分野の事象や情報を正しく理解・分析・整理した上で、自分の言葉で表現したり、判断したりする能力を指す
(「総合教育技術」2020年2月号の教育ジャーナルより)

 PISA調査の「Reading Literacy」は、従来の日本の読解力とは大きく異なることを理解した上での議論を期待したい。
(2)「Reading Literacy」に沿った具体的な対応が、学力テストB問題であり、2020年の大学入試記述問題であった。
 センター試験に代わって2020年度から行われる大学入学共通テスト(国語)は、これまで行われてきた全国学力調査問題と傾向が酷似していた。
==============
「大学入試が求めるもの」
①複数の種類の実用文を読ませる  
②複数の文章を組み合わせて考えさせる
③大量の情報を処理させる
④最大200字程度の文章を20分程度の短時間で書かせる
⑤多くの条件を踏まえた文章を書かせる
⑥誰かの立場で文章を書かせる

難波博孝氏(広島大学大学院教授)
東京書籍発行「教室の窓 Vol.55」
=============

この点について難波氏は次のように指摘していた。

==========
実はこの方向性は、文科省がずっと追い求めてきたことであった。小学校・中学校関係者の方ならすぐわかるだろうが、今まで10年以上行われてきた全国学力・学習状況調査のB問題と共通テストのここまで傾向はそっくりだからである。文科省は10年かけて、共通テストの基盤をつくってきたといえる。
============

 2018年11月、朝日新聞に掲載されたコメントも、同様の趣旨だ。

=============
文部科学省はこれまでも高校までに教える内容を決める学習指導要領で「思考力、判断力、表現力」を身につけるよう学校に求めてきた。
だが、高校では大学入試に向けた勉強に重点が置かれがちだ。
そこで大学入試も、より学習指導要領の内容に合わせるよう大きく変えることにした。
                            
朝日新聞 進学特集「20年度入試から共通テスト」2018/11/5朝刊
=============

授業を変えるためにゴールを決めた。入試を変えるというウルトラCを決行したのだ。
同様の指摘は「全国的な学力調査に関する専門家会議」の委員である田中博之氏も述べている。
冒頭の「現代教育教育」の特集でも執筆されている方だ。

============
(2017年の大学入試試行調査は)全国学力・学習状況調査の問題と、とてもよく似ています。これは偶然ではなく、意図的に合わせているのです。つまり、記述力が全国学力・学習状況調査から大学入試まで一貫して問われる必須の学力になる、という画期的な出来事が起きようとしています。だからこそ、小中学校では一層B問題的な学力観を重視すべきなのです。  
「総合教育技術」2019.11月号 P43
=============

・・・「記述力が全国学力・学習状況調査から大学入試まで一貫して問われる必須の学力になる、という画期的な出来事が起きようとしています」が実現はずだった。土壇場になって、大学入試にまでつながる「PISA型読解力」が、無期延期になって混乱してしまったが、我々の問題意識まで延期するわけにはいかない。
学力テストを、無理矢理やらされているテストと捉えているようでは、PISA型読解力が身につくわけがない。
学力テストで問われているような内容を授業の中で行わない限り、PISA型読解力向上は望めないし、国際的な場で日本の生徒は活躍できない。

(3)直近の文科省のPISA読解力の見解は?

=============
 読解力についていえば、前回までは、「読解力」の定義は、書かれたテキスト(本や新聞など出所や校正・校閲がしっかりした書きもの)の中から「情報を探し出す」「字句の意味を理解する」「統合し、推論を創出する」「内容と形式について熟考する。」等でありました。つまり「従来型」の範囲内での「読解力」を問うものだったといえるでしょう。
 今回からは、オンライン上の様々なデジタルテキスト(ブログ、投稿文、宣伝サイト、メール文)など、文責が誰にあるのか、出所が定かであるのか、校正・校閲がしっかりなされているのかなどが一見明確ではない文書について、「質と信ぴょう性を評価したり」「矛盾を見つけ対処したりする」ことも求めており、問題自体もその7割がPC使用型調査のために開発された新規ものとなっています。つまり、前回までの「読解力」の調査からは大きく変化しているということです。
 OECDの責任者であるシュライヒャー局長も、現代社会においてデジタルの世界で求められる読解力に焦点を当てたこと、「フェイクニュース」が広がる世界での読解力がより重要な能力になっていることを明確に言及しており、今回のPISA調査は、これまでの「読解力」の範囲に加え「情報活用能力」をも求めていることは明らかだと思います。

初中教育ニュ-ス(初等中等教育局メ-ルマガジン)第373号(令和元年12月24日臨時号)
【矢野 文部科学省大臣官房審議官(初中教育担当) 特別寄稿】PISA調査2018とGIGAスクール構想
https://www.mext.go.jp/magazine/backnumber/1422844_00003....
====================

この審議官の言葉が一次資料なら、求められる読解力は
1 「情報を探し出す」
2 「字句の意味を理解する」
3 「統合し、推論を創出する」
4 「内容と形式について熟考する」
5 「質と信ぴょう性を評価する」
6 「矛盾を見つけ対処する」

となる。これを、

◆これまでの「読解力」に「情報活用能力」を加えたもの
◆新たな読解力(読解力と情報活用能力のハイブリッド型)

と呼んでいる。
これがまさに新学習指導要領の先の課題ということになるだろうか。
しかし、デジタルニュースの信ぴょう性を検討するスキルは、今後ますます「Reading Literacy」だ。
ハイブリッドなどと新たなワードを用いなくても、元々の「Reading Literacy」が一層重視されてきたのだとも理解できる。

ということで、「Reading Literacy」をオーソドックスにしなかった初動ミスではないかという思いが増している。

| | Comments (0)

February 23, 2020

PISA型読解力とクリテイカルシンキング

ロジカルシンキングと併せてクリティカルシンキングについては、ずっと関心を持ってきた。

PISA調査での読解力(リーディング・リテラシー)との関連で、批判的読み(クリティカル・リーディング)の重要性が話題になったからだが、元々は、宇佐美先生の著作に刺激を受けたことが発端だ。松本俊樹先生が今でも会うたびに話題にしてくださるが、法則化の初期に国語の説明文を批判的に検討したものだ。

「論理的思考力を育てる!批判的読み(クリティカル・リーディング)の授業づくり」(明治図書)という本を2年前に買ったはずだが、「積ん読」の末に、行方不明になってしまった。

ネットで改めて前書きを読む。なるほど、そうであった。

この前書きだけで、いたく感心したのだ。

========

 批判的読み―この読み方を取り入れることは、説明的文章の授業を改革していくための鍵である。本書では、その意義と内容、そしてそれを取り入れた授業づくりのポイントを具体的、実践的に記した。限られた紙幅の中での不十分さはあるが、研究、実践面での議論が進展することを願って、可能な範囲で体系的、構造的にも示したつもりである。

 批判的読みは、PISA調査における読解力(リーディング・リテラシー)として注目されることになったクリティカル・リーディングでもある。批判的ということばは、日本語のニュアンスとしてはマイナスイメージがあるが、この読みは粗探しをするためのものではない。文句をつけることを奨励する読みでもない。納得できることはよしとし、腑に落ちないことはそのまま受け入れることはしない読み、文章(=筆者のものの見方や考え方)に対する自分の意見をしっかりともつ読みである。これは、高度情報社会には必須の読みの力であり、自己を確立していくためにも是非身に付けておきたい力である。

 これまで説明的文章領域では、こうした読み方が、研究者や一部の実践家を除いては、なかなか広まらなかった。それでも、先のPISA調査の影響を受けて、ここ十年くらいでずいぶんと様子が違ってきているのも事実である。

 折しも、平成二九年版の学習指導要領が告示され、国語科の「内容」の〔知識及び技能〕の項目の中に「話や文章に含まれている情報の扱い方に関する」事項が位置付いた。そこでは「事柄の順序」「原因と結果」「具体と抽象」等の論理的思考力を使って「情報と情報との関係」を理解することが要請されている。説明的文章の学習指導はその担い手として、いっそう重要となった。

 また、中学校第三学年の「読むこと」領域の内容には「イ 文章を批判的に読みながら、文章に表れているものの見方や考え方について考えること。」と明示された。義務教育最終学年に、批判的読みが位置付いたということは、小・中学校の九年間をかけて批判的読みの授業を積極的に展開し、こうした読みの力を身に付けさせるように、というメッセージである。

 筆者に立ち向かい、自分の考えをつくっていく批判的読み。そうした批判的読みを楽しむ説明的文章の授業が、多くの教室で行われるように願っている。本書が、そのための一助となれば幸いである。

https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-234728-3

===========

・・・併せて「立ち読み」コーナーを読むと、1971年に倉沢栄吉が、以下の点が重要だと指摘したことが紹介されている。

(テキストの意味それ自体に担いがあるのではなく)その意味が、どういう人から、何のために送られてきたか

・・・書かれた内容を鵜呑みにしない「自立した読者」であるべきだと。これが批判的な読みのスタンスだ。宇佐美氏は「喧嘩読み」とも書いている。

なるほど、ネットによる著者不明の情報が溢れる現代こそ、倉澤の指摘は重みを増している。著者もそのことを強調している。

ただ、PISA型読解力=リーディング・リテラシーと、「クリティカル・リーディング」の異同となると、これまた、明快な解説が見当たらず、私は結局保留してしまったいた。

いろいろあって後回しになっていたので、改めて自分なりのアプローチで整理したい。

PISA型読解力に対応する指導をするには、どんな要素が必要かを検討するためだ。

PISA型読解力対策の事例の中に、フェイクニュースがないかを、しっかり見極めるためでもある。

著者吉川氏の以下のインタビュー記事を読んで、改めて疑問に思うのは

◆では、「クリテイカルシンキング」と、「リテラシー」はどう異なるのか

ということだ。

https://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20180018

以下の学術論文を読むと、その違いは結構ややこしいのだ。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/60/2/60_163/_pdf/-char/en

| | Comments (0)

危機管理のあり方

 自分はツイッターしていないが、検索したら、2月16日に有本香氏が次のように発信していた。

◆お化け屋敷がなぜ怖いか。暗くて見えない中を進むうちに、あちらに一つ、こちらに一つお化けが出て来るから恐怖心を煽られる。
国民の心理を考えたら、こういう「お化け屋敷」発信は最悪のやり方。日本人だから世論が荒れないだけのこと。広報のプロを入れたほうがいい。

◆初めに「全員検査」とアナウンス ⇒ 現実的でないので体調不良者のみ ⇒ 感染拡大 ⇒ 全員検査へ。
これも「お化け屋敷広報」+「戦力逐次投入」という最悪のパターン。

https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1228839893368881152


 「お化け屋敷広報」は初耳。

 「戦力逐次投入」は、少しだけ記憶があるが理解不十分。

 ツイッターを検索したのは、「虎ノ門ニュース」2月20日(木)の有本香氏の話で、開始43分頃に「リスクマネジメント」で同様の指摘があったからだ。

 以下の部分は私の責任でまとめたもの。

◆最初に、大きく網をかけてだんだん小さくしていくのがリスクマネジメントの基本。
「大きすぎる蓋で押さえ込め。」大丈夫だったら徐々にだんだん蓋を開けていけばいい。
徐々に危機管理レベルを上げていくのが心理的に一番まずい。これが、「お化け屋敷」理論。
お化け屋敷では、一番怖いお化けは最初から出てこない。この、ちょっとずつ悪い情報・だんだん悪くなってくる情報を提示するのが心理的に悪い企業広報のパターン。投資家が信用しないのは、ちょっとずつ悪い情報が出てくること。

・・・司会の居島一平氏が、ガダルカナル島の戦いのようだと評したが、これが「戦力の逐次投入」の典型例。

◆ガダルカナル島の戦いでは、「戦力の逐次投入」の愚かさも『失敗の本質』で指摘されました。問題の大きさを正しく把握せず、小出しに解決策を出して自滅していくことです。
https://diamond.jp/articles/-/98447?page=2

・・・中日新聞の本日2月23日の「視座」の欄。宇野重規氏が「危機に備える哲学」と題した論考の中で、災害対応の経験がある自治体首長の話を紹介されていた。

===========
(前略)その首長は言った。「危機を管理することはできないが、対応することはできる。」管理と対応はどう違うのだろうか。
 災害などの危機にあたって、その危機を完全に管理することはできないとしても、「追い抜かれない」ことが大事だという。言い換えると、初動において、」なるべく「大風呂敷を広げる」ことが求められる。迅速に、可能な限りの対応を取るべきで、その決断が重要である。なるほど、多くの場合、そこまでの対応は不要だったという結果になるだろう。とはいえ、そのような対応は、来るべき大災害に対する良い訓練になる。
 逆に、初期の段階で小出しに対応すると、」危機が深刻だった場合、取り返しがつかないことになる。いったん後れをとると、対応は後手後手になり、災害に「追いつく」ことができないからだ。

=============

・・・初動の大切さがよく分かる。

  「初動」でいうと、この宇野氏の意見が悪いという意味ではないが、有本氏は以前の放送で「後出しジャンケン」のことも述べていた。
 後になってから「こうすべきだった」「自分もそう思っていた」というのは簡単だ。

 宇野氏の論考の中で、もう1つ印象に残ったのは、次の箇所だ。
==========
 その首長がまず指摘したのは「危機を管理する」という発想そのものが、人間の傲慢さを示しているということであった。「危機管理」という言葉には、危機は予測可能であり、ゆえにコントロールできるという発想が込められている。しかし、予測できない事態だからこそ危機なのであり、完全に予測することなどできるはずがない。
===========
 
 ちなみに、この日の中日新聞の社説は「恐れのなさに恐れ入る」。当然、コロナウイルスの件での政府の対応を批判しているかと思ったら、「桜を見る会」。
 いまだに桜を論じる中日新聞の対応に「恐れのなさに恐れ入る」であった。

| | Comments (0)

February 11, 2020

「PISA型読解力」をどう捉えるのか?

平成1712月文部科学省より出された「読解力向上プログラム」に、PISA型「読解力」の定義がある。

自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会に参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力

なお、PISA調査の「読解力」とは、「Reading Literacy」の訳であるが、わが国の国語教育等で従来用いられてきた「読解」ないしは「読解力」という語の意味するところとは大きく異なるので、本プログラムでは単に「読解力」とはせずに、あえてPISA型「読解力」と表記することとした。

・・・本来、「Reading Literacy」と書くべきところを「PISA型読解力」としてしまった。

なのに、冊子のタイトルは「読解力向上プログラム」。

従来の「読解力」とは大きく異なると明記しているが、世の中は保守的なので結局意識が変わらない。

2019年になってもマスコミは「PISA型読解力」「Reading Literacy」と書かずに、「読解力」と表記して騒ぐ。

そして順位が下がると従来型の読解力の強化を図る。

ダメじゃん。

PISA調査の「Reading Literacy」は、従来の日本の読解力とは大きく異なる。

Reading Literacy」に沿った対応をしなくては成果が上がるわけがない。

それが、学力テスト、大学入試問題であったはずだ。

せめて、教師は、従来の読解力と、「PISA型読解力」を明確に区別して、その対応策を意識するべきだ。

それでも曖昧なら、やはり原点に戻って「Reading Literacy」の言葉を用いた方がいい。

①ハイブリッド読解力

PISA型読解力=Reading Literacy

③基礎的読解力

④基盤的学力

⑤情報リテラシー

⑥汎用的読解力

これらが同じ意味なら、多種多様な言葉を使う必要もない。

人によって多様に解釈される危険があるなら、しっかり整理しないと、進むべき方向がずれていく。

 

※なお、紛らわしい概念に「クリテイカル・シンキング」がある。

この「批判的思考」と「リテラシー 」も極めて近い概念で、厄介なのだ。

| | Comments (0)

February 01, 2020

ラグビーは理不尽なスポーツ?

ラグビーは自分の思い通りにならない理不尽なスポーツだと聞いたことがある。
楕円のボールはまっすぐ転がらないし、味方へのパスは後ろにしないといけない。
人生と同じで、思うようにいかないものなのかと思っていた。

ところが。

この楕円のボール軌道について、ワールドカップ後の選手のインタビューで、コロコロ2回転がったら次は上に弾むことがわかっているので、そこをうまくキャッチしてトライしたという言葉を聞いてビックリした。
ラグビーは決して「思うようにいかない」スポーツではないのだ。

さて、古い学校新聞に、このラグビーボールの軌道を扱った文を見つけた。
==============
(前略)「運」に左右されることの多いスポーツのように思われます。しかし、「ほんの一瞬のプレーのために真剣に練習を積み重ねていけば、必ずボールを支配できる。」とも言われています。
事実、繰り返し繰り返し練習をすることで、地面に落ちたボールがどちらに転がるかある程度予測できようになるし、さらには自分の思い通りの方向に転がるようにボールをけることもできるようになるのだそうです。、まさに「努力は運を支配する」ということなのです。
 皆さんも地道な努力を積み重ねていけば、「運」まで味方につけることができると信じて、最後まであきらめることなく、自分の目標や夢を達成してほしいと思います。皆さんの今後の活躍を期待しています。
===============

・・・なるほど。「努力は運を支配する」は見事だ。

子どもには難しいかもしれないが、大人には染みる。
すぐには分からなくても、大人になって思い出してもらえたら効果を発揮する話なのだと思う。

| | Comments (0)

« January 2020 | Main | March 2020 »