リスクコミュニケーションの基本的なスタンス
◆安全など事業活動にかかわるリスクは、少ないことが望ましいのですが、リスクをゼロにすることはできません。このため、上手にリスクとつきあっていくことが重要になります。(中略)そのためには事業者が地域の行政や住民と情報を共有し、リスクに関するコミュニケーションを行うことが必要になってきます。これがリスクコミュニケーションです。
https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/risk-com/r_what.html
・・・これが「リスクコミュニケーション」についての経済産業省の解説。
「 地域から信頼される企業をめざして」の「企業」を「学校」に置き換えてみると、「リスクコミュニケーション」の重要性が分かる。
現在、学校は「3密」のリスクを背負っている。地域からは学校再開に対する不安の声も強い。
できる限りの「安全」を配慮し、正しく情報を公開することで「安心」を提供することが大事だ。
よく言われる「説明責任」「情報公開」にも近いが、ワンウエイの説明責任でなく、ツーウエイの「対話」を重視した用語なのだと思う。
年度当初、学校・学年から様々なお便りを発行する。ついつい例年のものを上書きしたりコピーペーストして使い回すことが多いのだが、とりわけ今年は「例年通り」の文面では、今の危機的状況には全く合わない。のんきな文面は保護者の怒りを誘発する。
コピーペースト=使い回しの言葉では「対話」は成立しない。何も考えていないからだ、
自分の言葉で今の状況にあった言葉を発信しないと、コミュニケーションを図るつもりが逆効果になることを、よく自覚したい。
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