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July 04, 2020

ギバーであること、ペイフォワードすること

GIVEする人=「ギバー」は、惜しみなく人に与える人
TAKEする人=「テイカー」は、自分の利益を優先させる人
MATCHする人=「マッチャー」は、損得のバランスを考える人
 
『GIVE&TAKE』アダムグラント著(三笠書房)2014年
 
最終的に「与える人」が成功するのは予想されるところで、本書の副題は
 
「与える人」こそ成功する時代
 
である。

人が良すぎて損をすることもあるが、長い目で見て他人から高い評価を受けるのは、常に相手(顧客)のことを考える「与える人」だ。
 
◆「ギバーであることは100メートㇽ走では役に立たないが、マラソンでは大いに役立つ」P45
 
という言葉も「なるほど」と思う。
 
その「与える人」の成功の1つは、たとえば
 
◆「思いやりをもって相手に質問をし、辛抱強く話を聞く」P96
 
相手のことを最優先に思うとは、このような具体的な行動によって評価される。
 
 
◆「損得抜きで気前よく、知識を共有したり、スキルを教えたり、仕事を見つける手助けをしたりした実績があるので、もう一度連絡をとったときに二つ返事で助けてもらえる」P100
 
従来の「ギブ&テイク」の関係は、お互いの価値交換である。
しかし「与える人=ギバー」は、価値交換でなく、価値を「増やす」ことを目指している。
自分が気前よく自分の時間や知識を分け与えれば、そのネットワーク内のみんなも感化され、「与える人」になっていく。

「恩返しの連鎖」の事なのだと納得しかけたが、「恩送り(Pay forward)と表現されていた。P106
 
なるほど、「恩返し」と「恩送り」では意味が違う。

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ペイイットフォワード
別表記:ペイフォワード
英語:pay it forward、pay forward
 
ある人物から受けた親切を、また別の人物への新しい親切でつないでいくことを意味する英語。または、多数の人物が親切の輪を広げていくための運動のこと。アメリカ合衆国などで突発的に一つの場所で行われることが稀にある。ちなみに同一人物にお返しすることはペイバック(pay it back,pay back)というが、これでは2人の間で親切が途切れてしまう上、悪い意味でのお返し(復讐)の意図も含んでしまうことがある。
 
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「ペイフォワード」という映画もあった。「恩送り」という言葉が日本で昔から存在していたことも下記のサイトから分かる。
 
 
このサイトの中の一節。

◆多くの人が、新人時代、上司や先輩社員から社会人のマナーや仕事に必要な知識やスキル・ノウハウを教えられて育っています。ですので、部下は上司に「恩」がある形になります。その「恩」を育ててもらった上司に返せば「恩返し」となりますが、自分が上司となって部下を持った時に、部下たちへ返せば「恩送り」となります。

・・・自分が先輩から教わった「恩」も、次の若い世代へ送っていきたいと、つくづく思う。

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