Google for Education 事務局主催の「GIGA スクール構想実現に向けたオンラインセミナー」
Google for Education 事務局主催の「GIGA スクール構想実現に向けたオンラインセミナー」
〜愛知県春日井市の事例から学ぶ,クラウド活用を点から面に広げる教員研修と授業実践〜
9月19日(土)に開催された。
今日はZOOMではなく、YOU TUBEライブ配信(Google主催だからZOOMのはずはないか)。
発表された先生方、お疲れ様でした。
13:15 - 14:00 愛知県春日井市 事例紹介
14:00 - 14:15 Q&A セッション
14:15 - 14:45 まとめ 東京学芸大学 教育学部 准教授 高橋 純 氏
同じ春日井市でも、先進校は
◆1人1台環境が整い、
◆各自がGoogleアカウントを入手し、
◆G Suite、クラスルーム、チャット機能、グーグルフォーム、スプレッドシート、Jamboardを活用している
という様子が報告された。
先進校とはいえ、勤務するのはフツーの先生方だ。手探りで1つずつ実践を積み上げてきたことがよく分かる。
ただ、今後、先進校の実践報告や市の指示を待つのではなく、「できることから学校が独自の判断で進めていく」ことが大切なのだと実感した。先進校を羨ましく思ったって、仕方ないのだ。
市内の通常の小学校は、10月に5・6年生の全児童分のクロームブックが配付される。
どうせ全員分ではないのだからと、他学年の担任が気を緩めていると手遅れになる。
Googleの機能について、できる先生とできる先生の格差が小さい今だから、みんなで、手探り状態を助け合うことが可能になる。
子どもが活用する前に、職員が少しでも触れておき、先進的に取り組んだ先生の実践を共有していければと思う。
ちなみに、ZOOMの職員研修以外には何もアクションを起こしてこなかった本校だが、まずは、「後期児童会役員選挙の立会演説会をオンラインで行う」という企画をきっかけに、職員全員の意識改革を進めていく動きがある。来週、各教室での動作環境を確認することになっている。
「子どもに活躍の場を与えたい」が、職員を動かす格好のモチベーションになっている。
さて、今日の高橋純先生の総括で印象的だったのは、
①「たまに」ではなく「日常的に」
②「1人の先生」「1校」だけ先進的にすることよりも、地域全体での活用を
③高度なICTが日常に溶け込むかどうか、だから「使うか使わないか」の問題ではない。
「トケコミ」というカタカナ表記の言葉に、重みがあった。
一番の学びは、
◆GIGAスクール構想は本来「個別最適化」のためだ。
しかし、すぐに実践で使えそうなのは、「共同作業、共同編集、チャットによる意見交換(感想の添付)」などだ。
ということ。
互いの意見を交換する速度、互いの意見を取り入れて一つにまとめる速度が、圧倒的に変わる。
つまり「集合知」の効率化だ。
1人1台のパソコンが配付されると、ますます他者交流が深まるというのは、逆転の発想だった。
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