« 「伝え方の技術」と「発問の原理原則」 | Main | 仕事を抱え込まないために、他者に依存する。 »

March 29, 2021

年度当初の授業だから、子供を押し切ることができる!

同じサークルの先生の実際の国語の授業(中学校)を見たことがある。
隣同士の男女ペアで交代読みをさせていた(暗唱チェックだったかも)。
当然のように生徒が男女で向かい合ってペアで学習させている姿に「押し切ることの強さ」を感じた。

ミニ漢字テストの答え合わせをさせる時、隣同士(の男女)と指示しているのに、前後(の男男、女女)で勝手にペアを組み、それを黙認(容認)してしまう先生がいる。
どっちでもいいならどっちでもいいが、男女ペアで指示に従っている一方で、勝手にそれを無視する行為を容認するのは、要するに「先生の指示は無視してよい」と教えているようなものだ。

先日のオンライン例会では、中学校でも漢字スキル指導の中で空書きをさせていると話していた。
「空書きをきちんとさせる」ことも同じで、きちんと押し切らないと、やる子はやって、やらない子はやったふりで誤魔化す。
そして、教師の指示がザルの目のように抜け落ちていく。

「やらせるなら、きちんとやらせる」

これは、最初が肝心で年度途中での軌道修正は難しい。

「自分の授業はこのやり方で行います」

年度当初なら、宣言が可能であり、アドバルーンも叩くことができる。

だから、最初の授業、最初の5分、第一声が大事であり、「何を宣言するか」が大事なのだ。

|

« 「伝え方の技術」と「発問の原理原則」 | Main | 仕事を抱え込まないために、他者に依存する。 »

教育」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 「伝え方の技術」と「発問の原理原則」 | Main | 仕事を抱え込まないために、他者に依存する。 »