「気を付けましょう」は指導ではない!
過日、警察署の交通課長のお話を聞く機会があった。
「気を付けましょう」では指導したことにはなりません。
「飛び出すな」とはっきり伝えてください。
と言われて、なるほど、確かにそうだし、どんな指導も同じだなと思った。
それは、「行動目標を伝えているか」の意味だ。
「気を付けましたか?」
「がんばりましたか?」
「しっかりできましたか?」
と自己評価させても、検証のしようがない。
目に見える形・自覚できる形、「やった・やらなかった」がはっきりするように、目標を立てさせ、自己評価させなければ意味がない。
何も目新しいことではない。昔からよく言われてきたことだ。
例えば、「数を示す」の典型が
◆ゴミを10個ひろいなさい。
であった。
拾った子は先生に見せればいい。
やったかやらないかは、数で分かるから自己評価もできるし、他者評価もできる。
指導のあり方、評価のあり方について、久しぶりに意識する機会となった。
「教育」カテゴリの記事
- 人々が画一化しないために(2024.09.08)
- 「原爆裁判」については、ほとんど知りませんでした!(2024.09.06)
- パラリンピックの理念(2024.09.02)
- 先生が子離れしないと、子どもは自立できない。(2024.09.02)
- 防災教育の2つの方向(2024.09.02)
Comments