落雷は油断ならない。
先日は、急な天候の変化で、下校時刻に合わせたかのように雷鳴が聞こえてきた。
下校1時間前までは、雨雲レーダーや雷感知器を気にしていたが、もういいかなと油断したのがいけなかった。
下校時間になったら、ゴロゴロと聞こえてきた。
「え、今の飛行機じゃないよね」と思って慌ててネットで雷情報を調べると、市内上空は雷雲で真っ赤だった。
そして、備え付けてあった感知器もピッピッと警告音を発していた。
ネットの雷レーダーを見ると、15分前から急に発生したようで、自分の詰めの甘さが出た。
下校を見合わせるほどの状況ではないので、下校をさせた。
遠くの遠くの空で見事な雷が見えて、心中は穏やかでなかった。
落雷の事故は、たびたび起こる。
30年以上前になるが市内の中学校で死者も出ている。雨上がりで部活を始めようとした生徒が被害にあった。
だから、雨上がりのモクモクと雲の発生した天候は怖い。
7年前、前任校で夏休みに、急に激しい雷雨になって、学校敷地内の樹木が倒壊した。
子供が雨宿りしていたら大事故になるところだが、敷地内の樹木への落雷は何のニュースにもならなかった。
しかし、天候が急変しての雷雨は怖い。
被害の怖さを実感している者として、落雷事故の重大さを後世に伝えていくのが仕事だと思っている。
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