マルと矢印だけで図解は可能! 『図解仕事人』(久垣啓一著)より
「図解仕事人」久恒啓一著(光文社新書) は2001年初版。
20年前の本の内容が、なかなか自分のモノにならない。。
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○と↓ですべてを表現できる
図解の技術の基本は、マル(○)と矢印(↓)の使い方に習熟することです。どんなに複雑でよくできた図解でも、よく見ると、そのほとんどは○と↓の組み合わせでできています。
実際の図解は四角や楕円を用いているので複雑に見えますが、これら図解の部品は要するに○の変形に過ぎません。点線や破線も矢印の一種です。 p90
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○には、
・大きな○が小さな○を含む包含
・○の一部が重なり合うベン図のような交差
・○が立体的に重なる階層
などがある。
→は、場面の展開や思考の流れ
←→は、対立
→
← なら、双方向性
矢印が二股なら、分化や展開を表す。
中心の円から周辺の円に向けて↓をひけば、「拡散」「分散」
周囲の円から中心の円に向かって↓を引けば「集中」「吸引」
○を三角や四角にする。
→を太線や破線にする
などの工夫で、無限の表現ができると、久恒氏は言う。
アナログ派かデジタル派か、
と同じように
文字派か、図解派か
という個々のタイプの分類があるが、今はまさに「ハイブリッド」の能力が求められる。
図解で示すスキルを身につけて、自分の主張を一目で示すことができるようになりたいし、それを教えられるようになりたい。
また、図解の見事さに見とれて、内容の吟味を疎かにしないよう、「リテラシー」の能力も培っておきたい。
図解スキルの一丁目一番地が、「マルで囲む、線でつなぐ」。
インプットにもアウトプットにも重要なポイントである。
参考WEB
“一日一図@図解思考塾”
https://plaza.rakuten.co.jp/tsunesanzukai/diary/200912310000/
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