『棒ほど願って針ほど叶う』
昨年末、NHK「青天を衝け」最終回での栄一の言葉。
久しぶりに聞いたが、いい言葉だと思う。
「望みや願いのなかなか達せられないことをいう(広辞苑)」のだが、いろんな見方ができる。
◆たくさん願わないと、願いは叶わない
◆たくさん願って、ようやく1つだけ願いが叶う
◆願いを叶えるには、たくさんの思いが必要だ
◆願いを叶えるには、たくさんの努力が必要だ
・・・軽い気持ちで願っているだけではとうてい夢は叶わない。
強い強い「思い」が必要だ。
それは
◆一意専心
他に心を向けず、ひたすらひとつのことに心を集中すること。 わき見をせずその事のみに心を用いること。
に近い。
あるいは
◆「雨だれ石をも穿つ(うがつ)」
軒から落ちる雨垂れも、長い間には石に穴をあけることができる。 力は足りなくても、 根気よくこつこつと何度も繰り返してやれば、 最後には成功するということ。
に近い。
一方、願いが全部叶うなんて思ってはならないという戒めだとしたら、
ユニクロ柳井会長の著書「一勝九敗」、
あるいは五木寛之の「大河の一滴」に出てきた「なにも期待しないで生きる」
というメンタルが必要かもしれない。
「棒ほど〜」をポジティブに捉えるか、ネガティヴに捉えるかは、自分自身の問題だ。
コトワザの力は、すごい。 端的な言葉に、人生のアドバイスが凝縮されている。
心に響くかどうかは、その時の自分の置かれた状況によるのだが・・・。
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